制作範囲を明確にすることのメリットまとめ

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
IMAGINATION DESIGNです。


前回「クライアントの要望はどこまで引き受ければいいの??
の記事の中で、事前に制作範囲を明確にしておくことの重要性を紹介しました。

まだ読んでいない方は、ぜひそちらを先に見ていただきたいのですが、

制作範囲を明確にすることはクライアントと交渉しやすくする以外にも
さまざまなメリットがありますので、
今日はそれらを紹介したいと思います。

制作範囲を明確にすることのメリット

自分の得意分野に絞ることができる

制作範囲を明確にすること=自分の得意分野に絞ることでもあります。
そして、自分の得意分野に絞ることはクオリティの高い仕事につながります。

プレゼンもデザインもWordPressもすべて完璧こなせる人なら、
どんなクライアントの要望であも難なくこなせると思うんだけど、
…そんな超人ってまずいないと思うんですよね😅

なので、特にフリーランス独立直後は何か1つでいいので、
自分の得意分野に特化した方が良いです。

「わたしはデザインが好き。」「お客様とのコミュニケーションが得意。」
「コーディングのスピードと正確さなら誰にも負けない。」

こんな感じで、なんでも良いです。
制作範囲を絞って営業を続けることで、
得意分野が活かせる仕事に必ずめぐり会えます。

そして、チャンスをGETできればそれを何がなんでも掴むだけです。

「何をどうすればいいのかまったくワカラン😭…」って仕事と比べ、
得意分野であれば結果も出しやすいですしね。
結果として、クオリティの高い仕事の実績が積み上げされてるわけです。

これが継続的な案件の受注であったり、クライアントのご紹介という形で、
横展開で新しい仕事をいただくことにもつながっていきます。

リスクを回避できる

制作範囲を明確にすることでリスクを回避できることもあります。

例えば、自分はデザインは得意だけどWordPressは実践不足…という状態で、
クライアントから「デザイン以外に少しWPのカスタマイズをやってほしい」
といった内容の要望を請けてしまいました。

制作範囲が明確であれば交渉すればいいんだけど、曖昧な場合、
要望を断れない…、断わると申し訳ない…という気持ちから
請けてしまうこともあるじゃないかと思います。

…でも「いざ、フタを開けてみたらとてもヤバい案件だった😭」
となるパターンはけっこうあります
ww

👉見たことのないテーマの作り方のため、どこを触っていいのか分らない…
👉仕様書がないので、どこから手を付けていいのか分からない…
👉独自のPHP処理がいたるところに追加されており、まったく理解できない…
👉サイトが改竄された形跡があるので、まずは復旧が必要ですね🤔…的なヤツ。

わたしも過去、いろいろとWordPress案件を取りまくっていたので、
いざ仕事を請けてみると↑こんな状態だった…って経験は多いです。

いまでこそ普通に対応できるものもありますが、
独立直後はスキルも知識も足りなかったので苦労しましたし、
結果的にクライアントに迷惑をかけたこともありました。

ハードモードな案件にチャレンジするのは良いことなんだけど、
失敗から得るメリットより、損失面のデメリットの方が大きい場合もあります。

やはり、何事においてもリスクを想定して
「わたしがやることが本当にクライアントのためになるのか?」
という考えと天秤にかけた判断が必要だと考えます。

まだまだスキル不足が否めないのでしたら、最初から制作範囲を明確にし、
「WPのカスタマイズは私ではむずかしいです…」と断ることも必要です。

あるいは、WPのカスタマイズを得意とするパートナーと組むとか、
対応の選択肢を増やしておくことも大事ですね。

その分、自分は得意分野の仕事だけに注力すればいいんです。
リスクを回避し、得意分野に特化した仕事を安定して回すこと。

このような立ち回り方も重要です。

複数案件を同時で回せるし、新たな勉強の時間も確保できる

制作範囲を明確にすることで、リソースを配分しやすくなります。
これは言い換えれば、自分時間をコントロールしやすくなるということです。

なんでもかんでもクライアントの要望のまま動いてしまうと、
その日予定していた他の仕事や、自己学習用の時間が全部パーになる…
なんてことはよくありますね。

でも、

✅制作範囲は10ページ
✅WordPressの組み込みだけ
✅制作期間は発注後1ヶ月です。
✅仕様は事前の合意のとおり

このように、やることと概算スケジュールが決まっていれば
この1ヶ月間の予定はとても組みやすいものになります。

仮に、クライアントから追加制作の要望を受けたとしても、
あらかじめ制作範囲が決まっていれば納期の交渉もできます。
大幅にスケジュールが崩壊することもありませんね。

また、時間をコントロールしやすくなったことで案件を複数持つこともでき、
新しいチャレンジや学習の時間を確保できたりもします。

得意分野に集中して作業時間の効率化をはかる
👇
複数案件を並行で回すことができる
👇
新しいことへ挑戦や学習でスキルアップもできる

というサイクルが回るようになれば理想です。

*この辺はTODOリストにも関係する話なので、
ぜひ以下の関連記事も見ていただければ嬉しいです。

制作範囲を明確にすることのメリットのまとめ

最後にもう一度まとめます。

✅制作範囲を明確にすることで、クライアントと交渉がしやすくなる
✅制作範囲を明確にすることで、自分の得意分野に絞ることができる
✅制作範囲を明確にすることで、リスクを回避することもできる
✅制作範囲を明確にすることで、自分の時間をコントロールしやすくなる

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