「複数の案件を並行して進めるのがうまくいかない…」
「もっと効率的に仕事をこなす方法はないかな…」
こうした悩みを抱えているフリーランスWebデザイナーは、決して少なくありません。
実際、わたしも同じように悩んできた一人です。毎日のように「このままじゃ回らない…どうしよう」と焦りながら、仕事に追われていた時期がありました。
そこで今回は、複数案件をスムーズに回すための実践術「ひとり役割分担法」をご紹介します。実体験に基づいた方法なので、きっとすぐに取り入れられるはずです。
- 複数案件を並行して進めるのが苦手なフリーランスの方
- 作業に集中できず、時間の使い方に悩んでいる方
- 毎日のTODO管理がうまくいかずにタスクが溜まりがちな方
- 納期やクオリティに追われ、余裕のない働き方を見直したい方
仕事を切り分けるだけで効率は大幅にアップする
デザイン作業をしていると、こんなふうに手が止まってしまうこと、ありませんか?
- 「どんな構成にすればいいんだろう…」
- 「この方向性、なんだかしっくりこない…」
- 「うーん、全然アイデアが浮かばない…」
わたしも以前は、このような状況に悩んでいました。デザイン作業をしながら構成を考えたり、方針に迷ったりするうちに手が止まってしまい、作業が思うように進まない…。
結果として、他の案件のスケジュールにも影響が出て、クオリティも下がってしまう。最終的には、クライアントに迷惑をかけてしまうこともありました。
そんな悪循環から抜け出すきっかけになったのが、「考える」と「手を動かす」を明確に分ける働き方でした。
「時間と役割」で分ける|フリーランスのための効率化テクニック
具体的には、1日の仕事時間を「考える」「整理する」「手を動かす」で明確に切り分けます。そして、それぞれの時間に合わせて自分の役割も変えるのです。
こうすることで、驚くほど効率的に仕事が回り、複数案件もストレスなくこなせるようになります。
【午前】集中して考え、整理する時間
1日のうちで最も集中できる午前中は、「思考が求められるタスク=考える仕事」に取り組みましょう。いわば、自分の中の「ディレクター役」が活躍する時間です。
- デザイン案件なら、サイト構成やワイヤーフレームの設計
- WordPress案件なら、カスタム投稿や機能の仕様設計
- その他、複数案件の要件整理やタスクの洗い出し、優先順位づけ
この時間帯で気をつけるポイントは「制作をしない」こと。Photoshopでのデザインやコーディングといった実作業は後回しにし、まずは頭を使って考えたり、タスクを整理することに集中します。
この段階で、しっかりとTODOリストに落とし込んでおくことが、午後からの作業をスムーズにスタートさせるコツです。何を、どの順番で、どれくらいの時間でやるかが明確になっていれば、迷わず手を動かせるようになりますね。
【午後】手を動かすことに専念する時間
午後は、多くの人にとって集中力が下がりやすい時間帯です。だからこそ、午前中に作成したTODOリストに従って、悩まず手を動かすだけに集中するのがおすすめです。
この時間はなるべく考えるのではなく、自分の中の「制作担当」として、タスクを淡々とこなすことに専念しましょう。
- デザインやコーディングなどの制作業務
- 修正対応やデザイン調整などの作業
- ブログ記事の執筆・構成の肉付け作業など
この時間帯に意識すべきポイントは、「余計な判断を減らす」こと。思考を挟まず作業に没頭することで、着々と仕事を終わらせることができるはずです。
【夜】事務作業と雑務をまとめて片付ける時間
夜は集中力や思考力を使い切る方も多いので、クリエイティブな作業は避け、事務処理や軽めのタスクに取り組むのが効果的です。
この時間は、自分の中の「サポート役」として、メール対応・進捗報告・細かな用事の整理などで一日を締めくくりましょう。
- クライアントへのメール返信(内容確認だけ昼間に済ませておく)
- 案件の進捗報告・連絡業務
- 細かいタスクの処理や作業の振り返り
また、余裕がある日は仕事を早めに切り上げて、読書やスキルアップの勉強に充てるのもおすすめです。新しい知識やインプットの時間を持つことは、フリーランスにとって重要な自己成長にもつながります。
いずれにせよ、心身ともにスッキリした状態で一日を終えることが、翌日のパフォーマンスを高めるポイントです。
「考える・整理する・実行する」の3ステップで仕事を進めよう
ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
- 考える:朝の集中できる時間帯に、各案件の構成や設計など”思考系の作業”をまとめて行う
- 整理する:案件ごとにタスクを細分化し、優先順位をつけてTODOリストとして整理する
- 手を動かす:午後はそのTODOリストに沿って、悩まず迷わず、順番通りに作業を進める
この3ステップを意識して日々の仕事に取り入れることで、作業スピードが向上し、仕上がりのクオリティも安定してきます。その結果、複数の案件を同時に進行していても、無理なく・効率よく回せるフリーランスの働き方が実現できるようになります。
「3人の自分」をうまく使い分けよう!
少しわかりにくいかもしれませんが、以下のようなイメージです。
- 午前中は「ディレクター」:案件の段取りや設計、タスク整理をする自分
- 午後は「制作担当(デザイナー)」:手を動かして作業に集中する自分
- 夜は「サポーター」:雑務・事務処理・進捗報告などをまとめて片付ける自分
このように、役割を明確に分けられるようになれば、各時間帯での作業を無駄なくスムーズに進められるようになります。
複数案件をスムーズに回すなら「TODOリスト」が必須
ここまでご紹介した「ひとり役割分担仕事術」を支えるために欠かせないのが、TODOリストの活用です。タスクを見える化することで、迷わず作業に取りかかれ、テキパキと仕事をこなしていけるようになります。
フリーランスに必要なTODOリストの使い方
TODOリストがあるだけで、「今なにをすべきか」が一目でわかり、複数案件を無駄なく・スムーズに進められるようになります。
- タスクを細分化して、やることを具体的に洗い出す
- 優先順位をつけて、取りかかる順番を明確にする
- 時間帯ごとに仕分けして、効率よく作業を進める
TODOリストについては、別の記事でも詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。


【まとめ】複数案件もスムーズに回る「ひとり役割分担術」
「複数の案件を同時に進めるのがうまくいかない…」
「効率的な進め方がわからず、いつも手が止まってしまう…」
そんな悩みを感じているフリーランスの方は、ぜひ次の4ステップを試してみてください。
- 午前は「考える人(ディレクター)」になる:構成や段取り、タスク整理に集中
- 午後は「作業する人(職人)」になる:決めた順番で手を動かし、アウトプットに専念
- 夜は「片づける人(サポーター)」になる:事務処理・進捗報告・振り返りをまとめて処理
- すべてのタスクをTODOリストで可視化・整理する
自分の中で明確な「役割」をつくり、時間帯ごとに切り替えていく。そうすることで、無理なく・ムダなく、複数案件を効率よく回せるフリーランスの働き方が実現できます。