前回の記事では、「頭の中にあることをすべて書き出す」ことの重要性をご紹介しました。
今回はその続編として、TODOリストの習慣化による具体的なメリットを、フリーランス歴15年以上の筆者の実体験を交えてお伝えします。
- 作業の漏れや抜けが多くていつも焦る
- 何から手をつけるべきか、優先順位が分からない
- 常に時間に追われてバタバタしている
- 複数案件を同時にこなすのが苦手
- 効率よく案件を回す方法が知りたい
こんな悩みを抱えるフリーランスの方にこそ、TODOリストの導入が効果的です。

TODOリストを習慣化する6つのメリット
- 優先タスクを見失わず、やるべきことに集中できる
- 無駄を省いて、仕事を効率よく前に進められる
- 難しい課題も、小さく分けることで着実に前進できる
- ダラダラ仕事を防ぎ、集中と休憩のメリハリが生まれる
- 自己投資の時間を先に確保し、成長のサイクルを回せる
- ネガティブな感情を整理し、メンタルの負担を軽減できる
①最優先タスクを見失わず、やるべきことに集中できる
TODOリストは、単なる「やることメモ」ではありません。1日の仕事を設計し、集中力を最大化するための「行動の地図」です。
大切なのは、ただタスクを並べるのではなく、優先順位で整理すること。
- 優先度⭐️⭐️⭐️:締切があるなど、今日中に対応すべき仕事
- 優先度⭐️⭐️:時間に余裕がある作業(翌日以降でもOKなもの)
- 優先度⭐️:急ぎではな業務(資料整理など)
このように優先度で仕分けし、上から順に並べておきます。
そうすることで、TODOリストを開いた瞬間、いま集中すべきタスクが一目で分かります。また、「今日は何から手をつけよう…」みたいな、時間の無駄もなくなりますね。
パソコンのモニターに付箋を貼るような感覚で、まずはタスクを書き出してみましょう。
これだけで、仕事の精度もスピードも変わってきます。特に、複数案件を抱えているフリーランスにとっては、頭の中を整理する強力な武器になりますよ。
②無駄を省いて、仕事を効率よく前に進められる
TODOリストを活用すると、タスクごとの流れや手順が明確になり、「何からやろうか…」「どこまでやればいいか…」の迷いが激減します。
結果として、ムダな時間が大幅に削減され、1日の仕事効率がぐっと上がります。
たとえばデザイン案件なら、「構成を考える → 制作に取りかかる → 修正・提出」といった流れを、事前に段階ごとに書き出します。各工程の中身もできるだけ具体的に細分化すると、作業は一層スムーズになります。
- 各ページのレイアウト構成を決める
- カラーパターンやフォントの方向性を決める
- 使用するWordPressテーマや投稿タイプの設計を確認する
わたしの場合、集中力が高い午前中にこの「考える」フェーズをまとめて済ませ、午後は「制作」に一点集中するようにしています。
このように、タスクを目的や時間帯別に整理することで、より集中力を発揮できる環境が整います。また、「何をやればいいんだっけ?」と立ち止まることがなくなり、気づけば1日が終わっていた…という後悔もなくなります。
「作業を始めては途中で何度も止まってしまう…」――こんな方にこそ、TODOリストは特におすすめしたい習慣です。
③難しい課題も、小さく分けることで着実に前進できる
「どこから手をつけたらいいか分からない…」「問題が大きすぎて、考えるだけで疲れる…」――そんなときこそ、TODOリストが頼れる相棒になります。
フリーランスとして仕事をしていると、1つの案件に複数のタスクが絡んだり、これまで経験のないような依頼が来たりすることもありますよね。
そういった漠然とした難題に直面したときこそ、TODOリストが効果的です。
まずは、問題を小さなステップに分けて、1つずつリスト化してみましょう。すると、それまで「巨大な壁」に見えていた課題も、手が届く階段のように感じられるようになります。
- 仕様書を読む
- 必要なツールを準備する
- 類似事例をリサーチする
- 初期案をスケッチしてみる
このように分解してしまえば、最初の一歩を踏み出すハードルがぐっと下がりますね。できないではなく”やれば進む状態”を作り出せることも、TODOリストの魅力のひとつです。
④ダラダラ仕事を防ぎ、集中と休憩のメリハリが生まれる
TODOリストを習慣化すると、1日の作業を適切な単位で区切って進める習慣が身につきます。
これにより、「集中 → 小休止 → 再集中」といった、オン・オフにメリハリのあるはたらき方が自然とできるようになります。
特にフリーランスは、勤務時間や休憩時間が自由だからこそ、自己管理が大きな課題。集中力が切れても、気づかずダラダラ続けてしまったり、逆に休憩しすぎて時間をロスしたりするケースも少なくありません。
そんなときは、タスクを「30分」「1時間」など短めの単位で区切ってみましょう。集中力が持続しやすくなり、気づかぬうちの作業疲れや集中切れを防げます。
「今日は集中できない…」という日も、タスクを小分けにするだけで、「まずは10分だけやってみよう」と前向きに取りかかれるようになります。
時間管理が苦手な方や、つい1つの作業に時間をかけすぎてしまう方にとって、TODOリストはタイムマネジメントツールとしても強い味方になりますね。
⑤自己投資の時間を先に確保し、成長のサイクルを回せる
フリーランスとして長く安定して働き続けるには、今の仕事をこなすだけでなく、将来に向けた”準備=自己投資”の時間を確保することが不可欠です。
とはいえ、「案件が片付いたら勉強しよう」「今日は忙しいからまた今度…」と後回しにしてしまい、結局何も手をつけられないまま1日が終わってしまう…そんな経験、ありませんか?
そこでTODOリストの出番です。
TODOリストをうまく活用すれば、自己投資の時間を“最優先事項”としてスケジュールに組み込むことができます。
- 午前中はブログ執筆や読書
- 午後はクライアント業務
このように、自分にとって理想的な時間の使い方を設計しやすくなるのです。
ここで大事なのは、空いた時間でやるのではなく、「最初に時間を取っておく」こと。こうすることで、スキルアップや新しい挑戦が日常に組み込まれ、結果として案件の幅も収入も広がりますね。
仕事に追われるはたらき方から抜け出すには、自己成長の時間を先に確保することがカギです。

⑥ネガティブな感情を整理し、メンタルの負担を軽減できる
フリーランスとして働いていると、クライアント対応のストレスや、将来への不安、プライベートの悩みなど、精神的な負担が日々積み重なっていくものです。仕事に集中したいのに、頭の中がザワザワして手が止まってしまうこともありますよね。
そんなときも、TODOリストが力を発揮します。
不安やモヤモヤを紙やアプリに書き出してみて、「これは今すぐ考えるべきこと?」「自分で解決できそう?」と冷静に仕分けしてみましょう。書き出すことで客観的に見えるようになり、抱え込まなくていい悩みを手放すきっかけにもなります。
わたし自身も、仕事中はTODOリストで1日の予定をなるべく細かく埋めて、余計なことを考えないよう意識しています(もちろん完全にはいきませんが…😅)。
また、タスクと同じように、感情も“見える化”することで、頭の中の断捨離ができるようになります。
「考えたって今はどうにもならない」「今はこれに集中しよう」と、切り替える力も自然と身につくようになりますよ。
【まとめ】TODOリストはフリーランスにとって最強の自己管理ツール
TODOリストは、単なる「やることのメモ」ではありません。時間・思考・感情を整理し、フリーランスの働き方を最適化するための仕組みです。
- やるべきことの優先順位が明確になる
- タスクを効率よく処理できるようになる
- 複数案件を同時にこなす力が身につく
- 自己投資の時間を確保できる
- 不安やモヤモヤを整理してメンタルも安定する
こうした変化が積み重なることで、仕事のパフォーマンスも生活の質も大きく改善されていきます。
「なんとなく気になってはいたけど、まだ習慣にできていない…」という方は、今日から小さく始めてみましょう。まずは1日分のTODOを簡単に書き出すだけでも、思考のクリアさと仕事のスピードがまったく変わるはずですよ🤗