「空気を読む」「空気を読まない」――これって、性格じゃなく“スキル”のひとつでもあると思うんです。
フリーランスWebデザイナーとして15年やってきて感じるのは、どっちの力にもそれぞれ強みがあるということ。でも、どちらか一方だけだと空回りしやすいのも事実なんですよね。
空気を読みすぎると動けなくなるし、逆に読みすぎないとトラブルの火種になることも…。だからこそ、この2つをバランスよく使い分けることができたら、フリーランスとしてもっと自由に働けるんじゃないか?
――今回は、そんな視点から「空気」とうまく付き合うヒントを探ってみました。
- クライアント対応で「気を使いすぎて疲れる」と感じているフリーランスWebデザイナー
- 「空気が読めないせいで関係がうまくいかない…」と悩んだ経験のある方
- 自分らしさと相手への配慮のバランスに迷っているデザイナー
- SNS発信や提案で“出すぎた真似かな?”と立ち止まってしまう人
“読む力”と”読まない力”をバランスよく使えるの人が、フリーランスとして一番強い!
フリーランスとして長くやっていくなら、空気を「読む力」と「読まない力」、両方バランスよく持っておくのが理想的です。
「バランスよく持つってどういうこと?」と思った方もいるかもしれませんが、こんなふうにイメージしてみてください。
読む力=守る力。読まない力=突破する力
つまり、相手や状況に応じてうまく“切り替えて使い分けるスキル”なんですよね。クライアント対応や新しい挑戦をする時など、その使い方ひとつで結果も変わってきます。
どっちかに偏るんじゃなくて、自分の判断で柔軟にスイッチできる人。そういう人が、やっぱりフリーランスとして強いなと実感しています。
①空気を”読む力”は、フリーランスに不可欠な”リスク回避”スキル
「これ、なんか危なそう…」って空気、ピンときたことありませんか?トラブルのにおいがするクライアントや、先が見えない案件に対して、サッと身を引いて防衛線を張る嗅覚って、かなり重要なんですよね。
この感覚は、ある程度現場を経験しないと磨かれない部分もあるけど、土台になるのはやっぱり“空気を読む”スキルだと思います。これがないと、気づかないうちにトラブルに巻き込まれて、抜け出せなくなる…なんてこともありますよね。
そして、フリーランスWebデザイナーにとって何より大事なのが“信頼”。――この信頼を育てるうえでも、空気を読む力は大きな武器になります。
たとえば、打ち合わせ中にクライアントが明らかにバタバタしていたら、「今日は要点だけ確認して、詳細は後日まとめますね」と切り替える。
たったそれだけで、「気が利く人だな」「またお願いしたい」と思ってもらえることも。
こういう小さな配慮の積み重ねが、継続案件や紹介につながる“静かな営業力”になるんですよね。
空気を読む力って、自分を守る“防御力”でもあり、相手に寄り添う“調整力”でもあります。だからこそ、フリーランスとして長くやっていきたいなら、確実に持っておきたいスキルのひとつなんですね。
②空気を”読まない力”は、自分らしく突き進む“突破エンジン”
一方で、「空気を読まない人」が持ってる強みのひとつが、余計なことで悩まずに前に進める行動力だと思っています。
これって、フリーランスにとってはめちゃくちゃ大事な資質です。
空気を読みすぎる人ほど、「これ言って大丈夫かな…」「周りはどう思うかな…」と他人の感情に引っ張られて、足が止まってしまうことがあるんですよね。
たとえば、「まだスキル足りないし、ポートフォリオ出したら変に見られるかも…」と悩んで投稿を控えているうちに、チャンスがどんどん流れていく。そんなふうに、自分の可能性にブレーキをかけてしまっていませんか?
でも、空気を読まない人は、そんな“見えない空気”にそもそも左右されないです。だからこそ、思いきって踏み出せるし、結果的に行動量で抜きん出ることが多いんです。
空気を読まない=無神経、じゃありません。“自分軸で動ける強さ”があるからこそ、周りに流されず進める。この突破力こそが、フリーランスとして次のステージに進むためのエンジンになると、わたしは本気で思っています。
空気を”読む”と”読まない”力を鍛える方法
空気を“読む力”と“読まない力”って、実はどちらも経験を通じて磨けるスキルです。
読む力を鍛えたいなら、日々のやりとりで「相手の温度感」を意識してみるのがコツ。声のトーンや返信スピード、言葉の選び方に注目すると、見えない空気がだんだん見えてきます。
一方、読まない力は「行動を止めない練習」がいちばん効果的ですね。たとえば、SNS投稿や提案を“あえて気にせずやってみる”ことで、他人の目より自分の軸を優先する筋トレになります。
なかなか最初はむずかしいかもだけど、徐々にでいいんで“選んで使う感覚”を育てていきましょう!
【まとめ】“読む力”と“読まない力”を使いこなす人が、選ばれるフリーランスになる
フリーランスWebデザイナーとして長く活躍していくには、「空気を読む力」と「空気を読まない力」――どちらも大事な武器です。
でも、それ以上に大切なのは、その2つを自分で選んで使い分けられる力。
守る場面では読んで、攻める場面ではあえて読まない。この“空気コントロール”ができるだけで、信頼も提案力も一段上にいきます。
他人に流されず、自分の軸で動ける人が、これからの時代に選ばれます。柔らかくて、でも芯のあるあなたへ――少しずつ育てていきましょう!