IMAGINATION DESIGNです。
例えばA社とB社にまったく同じ内容のホームページを作るとして、
両社への見積は違ってもいいのでしょうか?また、本来違うものなんでしょうか?
これからフリーランスのWEBデザイナーとして独立を目指す上で、
気になる方もいるんじゃないかと思いますので、今日はこのテーマでお話します。
INDEX
クライアントごとに価格は変わることはある
2社に同じものを作るのであれば、HP自体の制作料金は同じでないとおかしいですね。
でも、最終的に両社で提供価格が大きく異なることは普通にあります。
どこで価格が変わってくるのか?
これは、ホームぺージ制作「以外」の部分で金額が変わることがあるためです。
👉リスクヘッジの加減で変わる
👉初回と2回目で提供価格が変わる
👉高いと感じるか安いと感じるかはクライアントごとに違う
上記例の他にも、営業戦略などにより変わることもあると思いますが、
わたしの過去の経験も交え、今回はこの4パターンを挙げることにしました。
サポートやメンテナンスコストで変わる
✅受注後、何度もクライアントとの打ち合わせが必要(直接訪問)
✅週一で定例ミーティングへの参加が必須
✅HPリリース後、複数回に渡りCMSの操作方法をマンツーマンでレクチャー
✅HPリリース後、毎日のように追加修正対応が発生
最低限必要な打合せやサポートはホームページの制作費に含みますし、
こちらもできる限り対応してあげたい気持ちはあるんですが、やはり
度を超えた対応が求められた時は、別途でサポート費用を乗せることがあります。
結果的に、上記のような対応がほとんど起こらないクライアントと比べ、
金額が大きく変わってしまうなんてことはよくあります。
リスクヘッジの加減で変わる
✅過去にクライアントからの無茶振りが度を超えていた
✅クライアントから必ず値引きを要求される
この場合、一定の金額を上乗せしてリスクヘッジしておかないと、
最悪こちらが大きなマイナスを被る危険性もあります。
中には、最初から値下げありきで依頼されるクライアントもいますし、
案件途中で方向性や言っていることがころころ変わることも普通にあります。
逆に、値引きも無茶振りも何もないクライアントもいらっしゃるので、
A社とB社でまったく金額が違ってしまってもおかしくはないですね。
初回と2回目で提供価格が変わる
特に、WEBデザイナーで独立したばかりの頃って納品実績がないので、
初回だけは値下げしてお仕事を請けることはよくあると思います。
A社さんは2回目のご依頼だけど、B社さんは今回初めて依頼いただいたので、
初回限定の割引分だけB社の方が安くなったりします。
このようなキャンペーン的な要因で価格が変わることも多いですね。
高いと感じるか安いと感じるかはクライアントごとに違う
例えばホームページ制作の見積を50,000円で提案したとき、
これを高いと感じるか安いと感じるかはクライアントにより変わります。
価格は限りなく0に近い方がいい(安くなければ買わない)という人もいれば、
安いことで逆に不安や不信感をいだく人もいますよね。
わたしも過去に何度も値引き対応したことがありますが、
「そこまでやってくれるのなら、金額はもっと高くてもいいですよ」
と言ってくださるクライアントがいたことも事実です。
こちらの提案内容をどう感じてもらえるか?
それにより最終金額が変わることもあるということです。
案件やクライアントに応じて何が必要かを考え、価格に反映する
今回は足元をみて商売するということを言いたいのではありません。
自分が損しないように追加費用を取ったり、リスクヘッジするのは当たり前であり、
結果としてA社とB社で見積額が変わってしまっても、何ら問題はないんです。
また、付加価値を付けるか付けないかで価格に差が出ることもありますよね。
結局、案件やクライアントごとに自分が何をすればいいのかを判断し、
同時にどんなリスクがあるのかも考えて価格を決めれば良いということです。
A社とB社の見積金額の違いが問題になる…ということはまずないと思いますが、
仮にそうなった場合でも、なぜ違うのかの根拠が説明できれば問題はありませんね。
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