「たまたま提案が通った!」
最初のうちは、そんな偶然でも嬉しいもの。でも…そのあと同じ提案を何度送っても、ぜんぜん通らない。なんで?ってなりますよね。
それ――「釣れた」だけかもしれません。
この記事では、“たまたま釣れた”と”狙って釣った”の違いが、どれだけ大きな差を生むのかを、実体験ベースで解説していきます。
クラウドソーシングや直営業で、なかなか結果が出ないと感じている人は、ぜひ読んでみてください。
- クラウドソーシングで提案がなかなか通らず悩んでいるフリーランスWebデザイナー
- 運よく受注できた経験はあるけど、その後が続かないと感じている人
- 「提案文はテンプレでいいの?」と疑問に思っている初心者〜中級者
- 自分の”提案力”をスキルとして磨いていきたいと考えている方
釣れた案件では、自分の力にはならない
先に結論を言うと――
「釣れた」は運任せ、「釣った」は再現可能な力です。
偶然うまくいった案件は、自信にはなっても「武器」にはなりません。でも、自分で設計し、意図して提案が通った経験は、そのまま他でも応用できる強力な資産になります。
フリーランスとして安定していくには、「再現できる力」の方が圧倒的に価値が高いんです。
偶然の成功は”成長の壁”をつくる
「うまくいった理由がわからない」問題
クラウドソーシングで「提案が通った!」と喜んでいたけど、そのあと同じ内容で何度送っても全然通らない…そんな経験、ありませんか?
たとえば、たまたま条件とタイミングがバッチリ合っただけで採用された場合、本人のスキルや提案力とは別の話。つまり、”釣れた”だけかもしれません。しかもその偶然って、再現しようにも根拠がないから、次に活かせないんですよね。
「なぜ通ったのか分からない」状態のままでは、フリーランスとして提案を磨くチャンスすら逃してしまいます。結果的に、伸び悩む原因にもなりがちです。
「釣った」経験には”再現性”がある
仮説→実行→検証のサイクルが強みになる
「この人、◯◯で困ってそうだから、こういう提案なら刺さるかも」と仮説を立てて、提案文やポートフォリオを調整して送る。
たとえば、デザイン未経験の発注者が多い案件なら、「専門用語は使わず、やさしく説明します」と一言添えるだけで、返信率がぐっと上がることがあります。これって、偶然じゃなく”狙って釣った”状態。仮説が当たると、「この切り口、他でも使えるな」と検証と改善のサイクルがまわせるようになるんです。
提案が通ることそのものより、通った”理由”を言語化できることのほうが、フリーランスにとって大きな財産になります。
「釣れる人」じゃなく「釣る人」になるべき理由
運頼みの提案は、やがて限界がくる
「通ればラッキー」と思って、なんとなく提案を出していませんか?たまたま通ることもありますが、それではいずれ限界がきます。
たとえば、テンプレ提案を大量に送っても、刺さるかどうかは完全に運次第。*相手のニーズや不安、業種の特性を考えたうえで「この価値が響くはず」と仮説を立てて動ける人のほうが、圧倒的に”選ばれる率”が高いんです。
そして、そういう人の提案には深みがある。僕のまわりの安定して仕事を取ってる人たちはみんな、「ただ提案する」から卒業していて、数より質で結果を出しています。
あなたも”釣れる人”ではなく、”釣る人”を目指してみませんか?
【まとめ】”まぐれ”じゃなく”実力”で選ばれる人になろう!
「釣れた」と「釣った」は、見た目は似ていても中身はまったく違います。偶然とれた案件に喜ぶのもいいけれど、それって再現できないから、次につながりにくい。
でも、自分の仮説が当たって、狙って釣れた案件って――それはもう、一生モノの学びと武器になります。
だからこそ、明日からは「とりあえず送ってみる」じゃなくて、「どうすれば通るか?」をちゃんと考えてみてください。その小さな一歩が、いつか”選ばれる人”への確かな土台になります。
大丈夫。考えて動ける人は、ちゃんと結果を積み上げていけるから。あなたのその提案、次は「釣った」にしていきましょう!