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「納期ギリギリ」はもう卒業!フリーランスが”自分締め切り”で仕事を回すコツと仕組み化術

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フリーランスをやっていると、つい納期ギリギリまで作業してしまう…なんてこと、ありませんか?

クライアントにはバレてなくても、内心ヒヤヒヤ。「また間に合ったけど、これはマズイな…」と自己嫌悪になりがちです。でも、そんな毎日を繰り返していると、いつか本当に手が回らなくなる日がきます。

仕事が増えるたびに「自分締め切り」がないと回らない。それが現実なんですよね。「自由な働き方」は、裏を返せば”自分で自分を締め切らないと崩壊する働き方”なんです。

今回は、15年フリーランスをやってきたわたしがたどり着いた「自分締め切り×仕組み化術」を、実体験をまじえてお伝えします。

この記事を読んでほしい方
  • 毎回、納期ギリギリになって自己嫌悪してしまうフリーランスの方
  • 自分でスケジュールを管理するのが苦手な在宅ワーカー
  • タスクが山積みになり、どこから手をつけるべきか迷っている方
  • 自分をうまく動かす「仕組み」や「習慣」を作りたいと感じている方
今回は、以前に書いた「納期ギリギリはもう卒業!フリーランスWebデザイナーがやるべき5つの時間管理術」を、より深掘りした記事です。

自由だけど、すべて自分次第。だからこそ”崩れない仕組み”が必要!

フリーランスには、上司も同僚もいません。進捗チェックも、注意してくれる人もいないから、すべてが自分の判断に委ねられます。

それは自由であると同時に、「気づけば崩れてる」リスクとも隣り合わせ。「納期まだ先だし…」と余裕ぶっていたら、あっという間に修羅場。これは誰しも一度は通る道です。

しかも、ギリギリで納品したとしても安心はできません。クライアントから「ここだけ微調整できますか?」と聞かれても、対応する余力がゼロ。結果として、焦り・ミス・信頼ダウンの負のループに。

「間に合ったから大丈夫」ではなく、「余裕を持って終える」がプロの仕事です。

次の案件につなげたいなら、“納期の3日前が本当の締切”くらいの意識でいたほうが、絶対にうまく回ります!

わたしが実践している”自分締切”ルールの作り方

  1. 納期の3日前に”提出前提”で逆算スケジュール
  2. 見積もり時点で「スケジュール提示」してしまう
  3. タスクはTODOリスト+カレンダーで”見える化”

①納期の3日前に”提出前提”で逆算スケジュール

たとえば、納期が金曜なら、自分の中では”水曜朝”を締切とする。――そう決めておくと、自然と作業を前倒しで進める癖がついてきます。

「金曜が本番」だと気持ちがゆるみがちだけど、「水曜が自分の締切」と考えるだけで、不思議と焦りが減るんですよね。万が一予定がずれても、あと2日あれば調整もできる。

この余白があるだけで、納期ギリギリで追い込まれるリスクをグッと減らせます。

フリーランスにとって、保険付きのスケジュール管理は大事なセルフマネジメント術です。

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②見積もり時点で「スケジュール提示」してしまう

これ、意外とやってない人が多いんですが、見積もり提出時に「〇日までに初稿提出予定です」と書いておくだけで、自分の中にも自然と締切意識が芽生えます。

しかも、クライアントにも納期感を共有できて一石二鳥。自分を律するというより、「もう言っちゃったし、やるしかないよね〜」と逃げ道をふさぐ仕掛けを先に作っておく感覚です。

フリーランスこそ、“先に口に出すことで回す”セルフマネジメントが効いてきます。

③タスクはTODOリスト+カレンダーで”見える化”

使っているツールはNotionとGoogleカレンダーの組み合わせ。

案件全体のToDoや進行管理はTODOリスト(Notion)でまとめて、毎日のスケジュールはGoogleカレンダーに落とし込んでいます。

たとえば
  • 朝は”考える系”タスク
  • 昼は”作業系”タスク
  • 夜は”返信・調整系”タスク

こんな感じで、時間帯ごとに役割を持たせると、迷わず動けるんですよね。タスクの種類と時間をひも付けることで、仕事の流れが自然と整ってきます。

さらに、メール文や納品チェック、ヒアリング項目など、よく使う作業はすべてテンプレ化しておくと、なお良しです。おなじく、Notionに「定型パーツ集」を作っておくだけでも、思考コストがかなり減ります。

「悩む=遅れる」のもとなので、迷いやすい部分は事前に潰しておくのがポイント。フリーランスにとって、”見える化”と”仕組み化”はスケジュール管理の命綱です!

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自分締切が”守れない”ときの対処法

とはいえ、どれだけ意識していても、締切を守れない日ってあるんですよね。

でも、それで落ち込む必要はありません!大事なのは、「根性でなんとかする」じゃなくて、ズルいくらいの仕掛けで自分を動かす工夫を持っておくこと。

ここでは、僕が実践している3つのコツを紹介します。ちょっとした工夫で、意外とスムーズに動けるようになりますよ!

  1. 前日の夜に「明日やること」を紙に書く
  2. やる気ゼロなら”雑務DAY”にスイッチ
  3. 「自分は締切が守れない人間」と思わない

①前日の夜に「明日やること」を紙に書く

これは超アナログですが、めちゃくちゃ効きます。寝る前に「明日はこれをやる」と紙に書き出すだけで、翌朝の迷いが限りなくゼロに近づきます。

ポイントは、“考える”のは夜のうちに済ませておくこと。朝イチから「あれ、何しよう…」と考えてたら、もう出遅れ確定です。

「よし、やるぞ!」じゃなくて、「はい、やります(昨日の指令です)」のノリで動けるとラクになりますよ。フリーランスのタスク管理は、”朝の自分を助ける夜の準備”がカギです。

②やる気ゼロなら”雑務DAY”にスイッチ

「今日はどうにもやる気が出ない…」そんな日、ありますよね。無理して重たいタスクに取り組んでも、集中できずにグダグダ…って経験、フリーランスならきっと一度はあるはず。

そんな日は、思い切って軽めタスクに切り替えちゃいましょう!メール整理や請求書チェック、書類の片付けなど、”作業っぽいけど気楽なこと”で手を動かすのがコツです。

「全然進まなかった…」という自己嫌悪を避けられるだけで、気持ちが全然違います!

③「自分は締切が守れない人間」と思わない

締切を守れなかったからといって、「自分は意志が弱い」と責める必要はありません。ほとんどの場合、原因は“気合い不足”じゃなくて「仕組みが整っていないだけ」なんです。

自分を責める前に、まず仕組みを見直してみてください!

ちゃんと動けるように設計されていれば、人はちゃんと動けます。フリーランスこそ、根性論ではなく「仕掛けで回す」セルフマネジメントが大事です。

それでもギリギリになってしまう人へ

どれだけ仕組み化しても、どんなに工夫しても、うまく回らない日って…あります。「またギリギリか…もう無理かも」って落ち込みたくなる日も、正直あるんですよね。

でも、それで終わりじゃないんです!

そんなときこそ、自分を責めるよりも、”見直すべき習慣”に目を向けるチャンス。少しのクセを変えるだけで、流れがガラッと変わることもありますよ。

まず見直したい3つの習慣
  • 完璧主義をやめる
  • スケジュール詰め込みすぎない
  • 締切に対する”ネガティブな思い込み”を捨てる

①完璧主義をやめる

「完璧にしてから出したい」って思う気持ち、すごくよくわかります。でも、フリーランスの現場では、その完璧主義が納期遅れの元凶になることも…。

過去の経験からも、80点で出してフィードバックをもらいながら仕上げていく方が、結果的にスピードも精度も高くなることが多いんです。

「全部整ってから」じゃなくて、「まず出してから整える」。それも、納期に追われないための最強スケジューリング術です!

②スケジュール詰め込みすぎない

予定をギチギチに詰め込むと、ひとつズレただけで一気に全部が崩壊…なんてこと、ありませんか?見た目は「仕事してる感」満載でも、実際はカツカツすぎて身動きが取れなくなるだけなんですよね。

“空白の時間=サボり”ではありません。むしろ、予備時間(バッファ)を用意しておくことで、未来の自分を助けられるんです。

フリーランスこそ、「余白のあるスケジューリング」が長く続けるコツなんです!

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③締切に対する”ネガティブな思い込み”を捨てる

「締切=プレッシャー」って思い込んでいませんか?――実はそれ、ちょっともったいない感覚です。

締切って、本来は”ここまでにやればOK”というゴールの目印。逆に言えば、それさえ決まっていれば、そこに向けてちゃんと動けるんです。

締切は敵じゃなくて、自分をうまく回すための”味方”なんですよね。フリーランスにとって、ゴールがあるからこそ行動できるという視点、すごく大事です。

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【まとめ】未来の自分が困らないよう、今の自分が整えておこう!

納期ギリギリで毎回ヒヤヒヤしているなら、今日から”自分締め切り”を作ってみましょう。
ちょっとした前倒しと、見える化の習慣があるだけで、劇的にラクになります。

「未来の自分、きっと感謝してくれるぞ」って気持ちで、仕組みを作ってみてください。

そして、「自分はこうやって仕事を回してる」という自信が、次のステップへ進むエンジンになります!

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。