「このままデザイン1本でやっていけるのかな…?」――ふと手が止まる瞬間、ありませんか?
わたし自身、収入が安定していた時期は「副業はまだ早いかな」と思ってました。けれど、継続案件が立て続けに2つ終了。一瞬で収入が半分以下になったとき、“選択肢がない怖さ”を痛感しました。
営業しても、条件は選べず、焦るほど心がすり減っていく——そんなとき救ってくれたのが「副収入」というもう一つの道でした。
今回は、守りじゃなく“攻め”の働き方を支える副収入の価値を、リアルな体験を交えてお届けします。
- デザイン1本でやってきたが、将来の収入に漠然とした不安があるフリーランス
- 「副業=本業の妨げになるのでは?」と感じているWebデザイナー
- 安定収入がなく、クライアントの言いなりになりがちな働き方にモヤモヤしている人
- 副収入に挑戦したいけど、何から始めればいいか分からない人
副収入は「守りの保険」じゃなく「自由の武器」
フリーランスの魅力は「選べる働き方」なのに、収入が1本だけだと、いつの間にか“選ばされる側”になってしまうことも…
でも、副収入があるだけで流れがガラッと変わります。価格交渉で無理に妥協せずに済むし、条件が合わなければやんわり断れる。こういった“軸がブレない”働き方を支えてくれるのが副収入なんですね。
これはお金以上に、「自分の意思で働く自由」を守るための武器になるんです。
フリーランスWebデザイナーこそやるべき!副収入の3つのメリット
- 「断る力」がつく=クライアント選びが変わる
- 「学び直し」のモチベーションになる
- 「共感される発信」が生まれやすい
①「断る力」がつく=クライアント選びが変わる
副収入があると、「断る」という選択肢を持てるようになります。これはフリーランスにとって本当に大きい。
以前のわたしは、条件が悪くても「繋がりのために…」「売上のために…」と自分をすり減らして案件を受けていました。でも、毎月少しでも安定収入があるだけで、案件を受けるかどうかの判断ができるようになったと思います。
結果として、無理な仕事に振り回されず、相性のいいクライアントとの関係が深まっていったわけです。
“収入のサブ軸”があるからこそ、本当に大切な仕事を選び取れる。副収入は、単なるお金以上に、フリーランスの「働く軸」を守る力をくれるんですね。
②「学び直し」のモチベーションになる
副収入に挑戦することで、自然と「学び直し」のきっかけが増えていきます。
たとえば、SNSでLPデザインの教材を販売しようと思ったら、UI改善・価格設定・導線設計・コピーライティングなどなど…いろんな力が必要になってきます。しかも、それを自分以外の第三者に”わかりやすく”伝えなきゃいけない…。
「え、自分ってこんなに感覚でやってたのか…」と痛感しつつも、この”あらためて学び直す過程”が、不思議と楽しいんですよね。自分の知識を言語化していくと、忘れていた視点や新しい気づきが出てくる。
しかも、副収入で得た知識やスキルって、けっこう本業にも活きるんですよね。言語化の力がついてくると、提案の説得力が増したり、クライアントへの説明がスムーズになったり。本業のあちこちに良い影響が出てきます。
「なんとなく」でやってたことを言葉にできるようになると、自分の強みも整理されて、仕事の幅も広がっていくんです。副収入は、単なるお金稼ぎじゃなく、フリーランスとしての成長ブースターにもなるというわけ。
③「共感される発信」が生まれやすい
副収入に取り組むと、その体験が“発信ネタ”になります。
人は、うまくいった話よりも失敗談のほうが好きだったりしますよね。「教材が1つ売れたけど返品された…」みたいな…(汗)。こっちの方が、意外と共感を呼んだりするんです。しかも、試行錯誤のリアルな過程は、SNSやブログでの信頼構築にめちゃくちゃ効くんですよね。
発信することで自分の思考が整理されたり、同じ悩みを持つ人とつながれたりするのも大きなメリット。実績ゼロでも“挑戦している姿”には価値があるし、それがポートフォリオにもなっていく。
副収入チャレンジは、フリーランスとしての「人間味あるブランド」をつくる絶好のきっかけになります。
【まとめ】「副収入」は、未来に備える“今の一歩”
副収入って、つい「時間を取られそう」とか「本業に影響が出るんじゃ…」と思いがち。
でも、実はその逆。本業の質を高める“土台”にも“武器”にもなるのが、副収入なんです。
月10万とか100万とか、そんな金額を目指す必要なんてありません。まずは「月1冊、技術書を買えるくらい」でもいいんです。ほんの少しでも別の収入口があるだけで、気持ちの余裕はぜんぜん変わってきます。
将来の自分が、「あのとき始めておいてよかった」と思える選択を!今日から、小さなチャレンジを始めてみませんか?