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「今月やばい…」を卒業!収入が不安定なフリーランスがやるべき5つの収入安定策

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「えっ…今月これだけ???」
通帳を見て、思わずフリーズ。想定より少ない入金に、なんとも言えないザワザワが胸を走る。

フリーランスWebデザイナーを続けていると、“収入の波”は避けて通れない壁だったりします。月によっては安定して稼げることもあれば、次の月はまるっとお休みモード。そんな落差に振り回されて、「この働き方、ほんとに大丈夫?」と不安になる人も多いはず。

でも安心してください!この不安定さ、あなたのせいじゃありません。
むしろ、誰もが一度は通る道なんです。大事なのは「波があるのは前提」と捉えて、その上でどう動くか。

この記事では、収入が不安定でも焦らないための”リスクヘッジ術”を、具体的にご紹介していきます。

「不安だけど、なんとかしたい…!」そんな気持ちを持つあなたに、少しでもヒントになれば嬉しいです。

この記事を読んでほしい方
  • フリーランスWebデザイナーとして活動しているが、収入の波に毎月ハラハラしている方
  • 「今月大丈夫かな…」と不安になりやすく、安定した働き方のヒントを探している方
  • 継続案件や定期収入をどう増やせばいいか、実践的な対策が知りたい方
  • 精神的にも金銭的にもゆとりを持って働きたい、長く続けられるフリーランス像を描きたい方

そもそもなぜ不安定になるのか?3つの要因

フリーランスWebデザイナーの多くが感じる悩みのひとつが「収入の波」。
実はこの”波”には、ある共通点があります。

  1. 案件が単発で終わりがち
  2. 繁忙期・閑散期の差が思っているより大きい
  3. 価格やスケジュールの設計が曖昧なまま受注している

①案件が単発で終わりがち

フリーランス初期にありがちなのが、「納品したら終了」のスタイルです。
サイト制作やバナー作成など、一度納品すれば完結する案件は多いですが、それが続くと毎月また”新しい案件”を探すことに…。

たとえば、月末に2件納品して安心していたら、翌月はまっさら。「あれ?来月の予定、ゼロじゃん…」と慌てることに。

営業・打ち合わせ・見積のやり直しが毎回発生するため、労力も収入も安定しづらいんです。

②繁忙期・閑散期の差が思っているより大きい

フリーランスの世界には、”見えない季節変動”があります。
たとえば、企業の予算が動きやすい3月・9月は忙しいのに、8月や年末年始はピタッと静か…。

この業界特有のリズムを知らずに突っ走ってしまうと、「急に依頼が減った!やばい!」と慌ててしまいます。

実際、「なにもしてないのに案件が減る」ように感じる時期は、”業界全体が止まってる”だけということも多いです。

③価格やスケジュールの設計が曖昧なまま受注している

「このくらいでいいかな…」と価格設定をあいまいにしていると、単価が低くても受けざるを得ない状況になっていきます。
また、「今ヒマだからとりあえず受けとこっか」と詰め込んでしまい、翌月は燃え尽きて動けない…というパターンも。

この”感覚ベース”の営業スタイルは、一見自由ですが、長期で見ればかなりハイリスクです。仕事の波だけでなく、自分自身のエネルギーも不安定になってしまいます。

・・・

こうした3つの要因が重なると、「収入が不安定で不安…」という状態が常態化してしまいます。

でも裏を返せば、この要因に一つずつ向き合えば、安定させる土台をつくることは十分可能ということです。

次は、その具体的な方法を見ていきましょう!

安定収入をつくるためのおすすめリスクヘッジ術5選

収入の波に振り回されて不安を感じるなら、まずは“揺れに強い働き方”を身につけることが大切です。フリーランスという選択肢には自由がありますが、その分、不安定さとも向き合う必要があります。

そこでこの記事では、収入の不安定さに備えるためのリスクヘッジ術を5つにまとめました。どれも、特別なスキルがなくても始められるものばかりなので、「今のままで大丈夫かな…」と感じている方は、まず一つだけでも試してみてください!

  • 継続案件を増やす仕組みをつくる
  • ストック型の収入源を持つ(テンプレ販売・ブログ・noteなど)
  • 複数の収入チャネルを持つ(デザイン×コンサル×講座 など)
  • 固定費を最適化して支出リスクを下げる
  • 不安定な時期を見越した”積立”マネープラン

①継続案件を増やす仕組みをつくる

一度納品して終わり、という関係性では収入も関係も一過性で終わってしまいます。だからこそおすすめなのが、「継続してお願いしたい」と思ってもらえる仕組みづくりです。

たとえば、サイト制作を納品したあとに、以下のような”軽めの提案”をしてみましょう。

「月1回の更新メンテナンスはいかがですか?」
「今後の運用でお困りのことがあれば、いつでもご相談くださいね!」

あるいは「バナー制作の定額プラン」や「SNS用画像の月契約」など、小さな継続サービスを設けておくと、思わぬリピートにつながります。

重要なのは、「この人に頼んでおけば安心」と思ってもらうこと。納品時にちょっとした資料や使い方マニュアルを添えるだけでも、”仕事に対する丁寧さ”が伝わり、またお願いしたくなる存在になれます。

小さくても定期的なお仕事を複数持つだけで、月のスタート時点で”0円”じゃない安心感がありますよね。「定期的にお願いできますか?」と言ってもらえる未来は、自分で設計できます。

②ストック型の収入源を持つ(テンプレ販売・ブログ・noteなど)

フリーランスは基本的に「時間=お金」ですが、それだけだとどうしても”働かない=収入ゼロ”になってしまいます。

そこで強い味方になるのが、ストック型の収入源です。

ストック型の収入源の例
  • CanvaテンプレをBOOTHやBASEで販売
  • デザインノウハウをnoteで記事化し有料公開
  • 自分のブログを作り、アフィリエイトで紹介料を得る
  • Gumroadでポートフォリオテンプレートを販売

もちろん、最初からドカンと売れるわけではありません。でも、数ヶ月後に「寝てる間に1件売れてた!」という体験があるだけで、精神的な安心感はかなり違います。

ストック収入は”時間差で感謝される働き方”。「未来の自分がラクになる仕組み」として、今のうちから小さく種をまいておきましょう。

③複数の収入チャネルを持つ(デザイン×コンサル×講座 など)

ひとつの柱だけに頼ると、その柱が倒れたときにすべてが崩れてしまいます。だからこそ、3本柱くらいを意識して、収入の土台を分散しておくことが大切なんです。

複数の収入チャネルの例
  • メイン:Web制作(サイト設計・WordPress実装など)
  • サブ:デザインコンサル(UX改善提案や構成アドバイス)
  • 補助:初心者向けのオンライン講座販売

このように、得意なスキルや知見を”形を変えて提供”することで、新たな収入源に変えることができます。「相談だけならお願いしたい」「学びたい人に教えてほしい」など、ニーズは思っている以上にあります。

まるで”3本脚の椅子”。どれかがグラついても、他が支えてくれる安心感があります。

④固定費を最適化して支出リスクを下げる

安定とは、稼ぐことだけじゃなく、“減らせる出費を減らす”ことでも手に入ります。特に、毎月の固定費をコントロールできると、それだけで収入のブレに強くなるんです。

固定費最適化の例
  • 使っていないツールの有料プラン(Photoshop・ChatGPT Proなど)
  • なんとなく続けているサロンやスクール
  • 高すぎるスマホやサーバーの契約プラン

こういった見直しは、一度やるだけで毎月の「安心のベース」が数千円〜1万円ほど増えることもあります。「今の自分に本当に必要な支出か?」を基準に、定期的に”支出の棚卸し”をするのがおすすめ!

支出を減らすのは、いちばん手っ取り早く”稼ぐ”ことに近いです。

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⑤不安定な時期を見越した”積立”マネープラン

フリーランスにとって、最大の不安は「来月の収入が読めない」こと。この不安を和らげるには、「売上ゼロでも生活できる期間」を自分でつくっておくことが最強の備えになります。

たとえば、売上の10〜20%を「使わない口座」にスライドして貯金をする。口座には「生活3ヶ月分の固定費」がキープされていれば、「今月ダメでも3ヶ月は余裕」と思えるだけで、心の軽さが段違いになります。

この積立は、自分への”保険”のようなもの。予測できない時代にこそ、備えのある人が精神的にも安定しやすくなります。

未来の不安は、今の積立で消していきましょう!

収入の波に振り回されないために、マインドも整えておこう

安定の仕組みを作っても、毎月の波に心がザワつくようなら、マインドの立て直しも大切です。

「また今月少ないかも…」と不安になったとき、気持ちの切り替えがうまくできるかどうかで、次の一歩のスピードが変わります。

落ち込む前に、動くルールを決めておく

売上が落ちた週は気分も沈みがち。でも、そんな時こそ”先に決めておいた行動”が効きます。

たとえば「売上が悪い週こそSNS投稿を1本」「営業メールを3件送る」と決めておくだけでも、ネガティブ思考の沼にハマる時間がぐっと短くなりますよ。

年間を見渡して、戦略的に波に乗る

フリーランスは流れに飲まれるのではなく、流れに乗る側にならないとしんどいもの…。そのためにおすすめなのが、「自分だけの売上カレンダー」をつくること。

繁忙期・閑散期の傾向に合わせて、営業や休みのタイミングを先に決めておくと、無駄に焦ることが減ります。

お金は”信頼の証”として育てていく

ちょっと視点を変えると、お金はただの報酬じゃなくて、「この人に頼んでよかった」という信頼の積み重ねでもあります。
「この人にお願いしたい」と思ってもらえる仕事をしていくことが、結果的に収入の安定にもつながるんです。

【まとめ】不安定な毎日に、ちょっとした安心を足していこう!

「収入が不安定で不安…」と思うのは、当たり前の感情です。でも、そこにずっと立ち止まっているのは、もったいないです。

継続案件の仕組みづくりや、支出の見直し、積立、そして年間の動き方を少しずつ整えいく。――こうすれば、未来の自分に安心をプレゼントできる日がきっと来ます。

「どうしよう」ではなく「こう動こう」と思えた時点で、あなたの未来はもう変わり始めているはず。

焦らなくて大丈夫!今日からできることから、少しずつ始めてみましょう!

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。