フリーランスの悩みや不安

直案件と経由案件|フリーランスWebデザイナーはどちらを選ぶ方がいいのか?

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「直案件と制作会社経由、結局どっちがいいの?」

フリーランスWebデザイナーとして走り出したとき、真っ先にぶつかるのがこの悩みではないでしょうか?

単価が高い?自由度がある?いやいや、安定感も捨てがたい…。それぞれに魅力があって、どっちを選べばいいのか、頭の中でずっと綱引き状態。

わたしも独立したての頃、「直案件と制作会社経由、どっちが自分に合ってるんだろう…」と悩みまくってました。メリットもデメリットもある…、向き不向きもある…。最初は判断つかなくて当然なんですよね。

この記事では、それぞれの働き方をリアルな視点で比較しつつ、「あなたにとってベストな選び方」を一緒に考えていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事を読んでほしい方
  • 「直案件と制作会社経由、どちらを選ぶべきか」で悩んでいるフリーランスWebデザイナー
  • 自分のスキルや性格に合った働き方を見つけたいと考えている方

自分のスタンスで「主戦場」は変わる

わたしが、フリーランスWebデザイナーを15年やってきた中で、出した答えは”コレ”。
――「結局は、自分がどう働きたいか」で選べばOKってことです。

たとえば、自分の名前で仕事を取りたい人や、発信・営業が得意な人は直案件が向いてます。逆に、制作やデザインを考えることに集中したい人なら、制作会社経由のほうが向いているかもしれません。

ちなみに、どっちか一択に決める必要はまったくないです。両方やってみて、自分に合うバランスを見つけるのが、長く続けるいちばんの近道だったりしますよ。

フリーランスなら、”選べる自由”を活かしていきましょう!

2つの仕事スタイルの違いとは?

まずは「直案件」と「制作会社経由案件」の違いをざっくり整理してから、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

働き方のスタイル、得られる経験もガラッと変わってくるので、比較しながら自分に合う方を探してみてくださいね。

直案件と経由案件の違い

まずは違いから。

スタイルの違い
  • 直案件:クライアントと直接やりとりする仕事で、営業・見積・納品・請求まで全部ひとりで回すスタイル。
  • 経由案件:代理店や制作会社がクライアントとの間に入ってくれる分、制作だけに集中しやすいのが特徴。

この“間に誰がいるか”の違いで、自由度も責任の範囲もガラッと変わります。フリーランスWebデザイナーにとって、働き方や時間の使い方に直結する大事な分かれ道なんですよね。

ただ、これはあくまで、わたし自身の経験から感じたことなので、「直案件=制作に時間が取れない」というわけではないです。実際には、やり方次第でいくらでもバランスは取れますし、直案件でも制作にガッツリ集中できる人もいます。

「へぇ、そんな違いもあるんだな〜」くらいの感覚でまずはOKです。

直案件と経由案件のメリット・デメリットを徹底比較!

直案件と制作会社経由、それぞれの特徴を表で整理すると、働き方の違いがグッと見えてきます。

項目 直案件 経由案件
単価 高い傾向 安価になりやすい
営業 必須(SNS・紹介・対面など) 少なくて済む or 不要
安定性 波がある 継続しやすい
裁量権 大きい 制限されることが多い
雑務(契約・請求) 自分で対応 会社が対応してくれることも
スキルアップ クライアント折衝含む多面的成長 制作面に集中して成長可能

直案件は、自分で営業して、自分で価格を決めて、自分で提案から資料作成までをぜんぶやるスタイル。その分、単価は高くなりやすいですが、手間もそれなりにかかります。

制作会社経由の案件は、契約次第なところもあるけど、ディレクションやクライアント対応を任せられる分、制作に集中しやすいのが大きなメリット。

案件の流れも安定しやすく、スケジュール管理がしやすいのも魅力ですね。単価はやや抑えられがちですが、高単価案件を扱う会社と組めばそこまで気にならないことも、って感じです。

どちらが合うかは、自分の強みや「どこに時間を使いたいか」で変わってきます。

直案件に向いている人、制作会社経由案件に向いている人、それぞれの特徴は?

直案件は、営業から納品まですべてを自分でこなす“フルスタック型”。自分を売り込むのが得意だったり、SNSで発信してブランディングしたい人にはぴったりです。

裁量が大きく自由に動ける反面、トラブル対応や納期管理も全部自分…。だから、ある程度の自走力は必要ですね。

一方、制作に集中したいタイプには、制作会社経由のほうが合うかもです。営業の負担が少なく、ディレクターが間に入ってくれる場合がほとんどなので、クライアント対応をのストレスも軽減されます。

決まったフローの中で安定して仕事したい人や、生活リズムを整えたい人には、心地よい働き方になるはずです。

どうやって仕事を取るのか?スタイル別の営業方法

直案件を取りたいなら、まずは「自分の存在を知ってもらうこと」がめちゃくちゃ大事です!

SNSやブログ、ポートフォリオを使って「こんなスキルあります」「こういう案件が得意です」と発信していってナンボです。

実績や人柄が伝われば、紹介や口コミで広がることも多いですし、リアルの交流会や勉強会もチャンスの宝庫。オンラインでもオフラインでも、こちらから動いていく“攻めスタイル”がやっぱり強いですね。

方や、経由案件はというと、やはりクラウドソーシングへの応募や営業メールが王道かなと思います。過去に関わった会社に「また機会があればぜひ」と連絡するのもアリですね。わたしはよく「こういうジャンル強いです」と一言添えてお知らせしていましたが、小さなアピールでも案件につながるきっかけになるのでおすすめです。

どちらの営業にも共通して言えるのは、大事なのは”あなたの人柄”です。テクニックよりも「この人に任せたい」と思ってもらえる関係性づくりが、いちばんの近道ですよ。

【参考】わたしにとっての“ちょうどいい働き方”は?

ここまで、直案件と制作会社経由の働き方について見てきました。

じゃあ、わたし自身はどうなのか?というと――両方経験して、今はいちばん「制作会社経由」がしっくりきています。

理由はいくつかあれど、やはり営業をガンガン仕掛けていくのはあまり得意じゃないし、長くお付き合いしている会社さんから継続でお仕事をいただけているので、そこにしっかり応えたいという気持ちが強いかな。

それに、やっぱり制作に集中できる環境としては、経由案件の方が適していると感じます。

とはいえ、どちらが自分に合うかはライフスタイルやフェーズによっても変わるんですよね。わたしも独立初期は直案件のほうが合ってたし、プライベートの変化で働き方を切り替えたこともあります。

繰り返しになりますが、大事なのは「両方試して、自分にフィットする働き方を見つけること」。その柔軟さこそ、フリーランスの特権です!

【まとめ】「選ぶ」より「どう活かすか?」の働き方を!

直案件がいい?それとも制作会社経由がラク?――この問いに「絶対こっち!」という正解はありません。どちらかを選ぶんじゃなくて、両方をうまく使い分けられるようになるのがベストです。

フリーランスWebデザイナーにとって大事なのは、「今の自分」に合った働き方を柔軟に選べること。ライフスタイルやスキルの変化に合わせてスタイルを切り替えるのもアリだし、両方並行してやるのも全然OK。

むしろ、その自由さと器用さこそが、フリーランスのいちばんの武器なんじゃないかなと思います。

未来の自分がもっと心地よく働けるように。今の選択も、楽しみながら決めていきましょう!

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。