「WEBデザイナーって、デザインをやる方がいいの?それともコーディング??」
フリーランスとして動きはじめた頃って、こういう迷いにグラグラしませんか?
わたしも独立初期は、「両方できる方が強いでしょ!」とばかりに、肩に力を入れて全部こなそうとがんばっていました。けれど、いまはAIもノーコードも進化し、仕事の進め方も大きく変わっと思います。
これからの時代、全部やるのが正解なの?何をどう選ぶのがベストなの??
そのヒントを、現場のリアルな視点でお届けします。
- デザインとコーディング、両方やるべきか悩んでいるフリーランスWebデザイナー
- 得意・不得意のバランスに迷い、自分の方向性を見直したい方
- AI時代の変化に合わせて、自分の価値をどう出すかを考えている方
- 「全部できるべき」というプレッシャーに疲れてしまった方
できなくても大丈夫!でも“わかってる”は大事です
今の時代、デザインもコーディングも“どっちもできる人”じゃなくても問題ないと思っています。
フリーランスとして大事なのは、”自分の得意分野”でしっかり成果を出すこと。苦手な作業は信頼できるパートナーに任せた方が、結果的にスピードもクオリティも上がります。
とはいえ、「他の分野はまったくわかりません…」だと話は別ですね。たとえばコーディングをしないとしても、構造や動き、制作フローの基本を理解していないと、外注先やクライアントとの連携でズレが出やすくなりますので。
「全部やる必要はないけれど、全体が見える人は強い」――これがベストだと考えます。
自分の得意分野に特化することが大事な理由
- “向いてない作業”は消耗戦になる
- “深堀りできる領域”がある方が信頼される
①“向いてない作業”は消耗戦になる
- “向いてない作業”は消耗戦になる
- “深堀りできる領域”がある方が信頼される
デザインとコーディングって、一見セットに見えるけど、実はまったく別の頭を使う作業なんですよね。ビジュアルを直感で組み立てるデザインと、論理的に構造を組むコーディングでは、求められる思考が真逆なことも多い。
「デザインは楽しいけど、コード書くと頭痛くなる…」とか、「HTMLは得意だけど、デザインセンスに自信がない…」という人、意外と多いんじゃないでしょうか?
わたしも昔、苦手なJavaScriptで何時間も詰まって、結局ヘトヘトになっただけ…という日が何度もありました。そんな時に思ったのが、「これ、誰かに任せて、自分は得意分野に集中した方が絶対いいよなぁ」…ってこと。
フリーランスって“全部自分でやらなきゃ”って思いがちだけど、向いてない作業で消耗してたら本末転倒です。自分が「これだ!」と思う分野に集中し、他は誰かに任せることも、大事な考え方と思います。

②“深堀りできる領域”がある方が信頼される
フリーランスWebデザイナーとして長く信頼されるには、「この分野なら任せて!」と言える得意領域があると圧倒的に有利です。
なんでも屋で広く浅くやるよりも、まずは一点突破。たとえば、WordPress構築に特化することで、保守運用やカスタマイズ、エラー修正の相談まで幅広く依頼をもらえるようになります。
デザインもコーディングも、さらにWordPressまで…と全部を完璧にこなそうとするのもいいんだけど、中途半端になるなら1つに絞る。「○○のことならあなたに聞こう!」という存在になる方が、紹介も継続案件もグッと増えていきます。
結局のところ、信頼って“深く関われる分野があるかどうか”で決まるんですよね。自分の強みを深掘りして、そこに価値を見出してくれる人と出会う。これが、安定したフリーランスキャリアを築く一番の近道です。

AIが当たり前になったいま、”作るだけ”じゃ価値にならない
2025年のいま、FigmaでAIがUIを提案し、ChatGPTがコードを自動生成する時代。もう「作業するだけ」「形にするだけ」の仕事は、どんどんAIに置き換えられています。
じゃあフリーランスWebデザイナーとして、これから何が求められるのか?――それは“なぜこのデザインなのか”“誰のために、どんな導線で届けるのか”という意図や設計の部分。つまり「考える力」と「言語化する力」だと思うんです。
UX設計、課題整理、コンセプト提案、プロジェクトの方向づけ…こうした“人間にしかできない工程”こそが、これからの価値になるはず。
作業者ではなく、パートナーとして信頼される”考える”デザイナーへ。AIが当たり前になった今、そこに進化できる人だけが選ばれていきます。
【まとめ】 両方できなくてOK!大事なのは“自分の強み”を活かすこと
昔はデザインもコーディングも“両方できる人”が重宝されたけど、いまは、“全部できるか”より、“何が強みか”が大事な時代です。
もちろん、できることが多いに越したことはないけれど、フリーランスWebデザイナーとして選ばれる人は、“自分の武器”をちゃんと理解して活かせる人。
そしてそれ以上に、「なにを作る?なぜそれを作る?」という視点を持つことの方が、これからの時代はもっと重要だと考えます。
あなたのスタイルは、他の誰かのコピーじゃなくていい。これからの時代は、自分の強みを信じて選び取っていくことが、何よりの価値になりますよ。