フリーランスの悩みや不安

【2025年版】フリーランスWebデザイナーはデザインもコーディングもやるべきか?

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「WEBデザイナーって、デザインをやる方がいいの?それともコーディング??」

フリーランスとして動きはじめた頃って、こういう迷いにグラグラしませんか?

わたしも独立初期は、「両方できる方が強いでしょ!」とばかりに、肩に力を入れて全部こなそうとがんばっていました。けれど、いまはAIもノーコードも進化し、仕事の進め方も大きく変わっと思います。

これからの時代、全部やるのが正解なの?何をどう選ぶのがベストなの??

そのヒントを、現場のリアルな視点でお届けします。

この記事を読んでほしい方
  • デザインとコーディング、両方やるべきか悩んでいるフリーランスWebデザイナー
  • 得意・不得意のバランスに迷い、自分の方向性を見直したい方
  • AI時代の変化に合わせて、自分の価値をどう出すかを考えている方
  • 「全部できるべき」というプレッシャーに疲れてしまった方

できなくても大丈夫!でも“わかってる”は大事です

今の時代、デザインもコーディングも“どっちもできる人”じゃなくても問題ないと思っています。

フリーランスとして大事なのは、”自分の得意分野”でしっかり成果を出すこと。苦手な作業は信頼できるパートナーに任せた方が、結果的にスピードもクオリティも上がります。

とはいえ、「他の分野はまったくわかりません…」だと話は別ですね。たとえばコーディングをしないとしても、構造や動き、制作フローの基本を理解していないと、外注先やクライアントとの連携でズレが出やすくなりますので。

「全部やる必要はないけれど、全体が見える人は強い」――これがベストだと考えます。

自分の得意分野に特化することが大事な理由

  1. “向いてない作業”は消耗戦になる
  2. “深堀りできる領域”がある方が信頼される

①“向いてない作業”は消耗戦になる

デザインとコーディングって、一見セットに見えるけど、実はまったく別の頭を使う作業なんですよね。ビジュアルを直感で組み立てるデザインと、論理的に構造を組むコーディングでは、求められる思考が真逆なことも多い。

「デザインは楽しいけど、コード書くと頭痛くなる…」とか、「HTMLは得意だけど、デザインセンスに自信がない…」という人、意外と多いんじゃないでしょうか?

わたしも昔、苦手なJavaScriptで何時間も詰まって、結局ヘトヘトになっただけ…という日が何度もありました。そんな時に思ったのが、「これ、誰かに任せて、自分は得意分野に集中した方が絶対いいよなぁ」…ってこと。

フリーランスって“全部自分でやらなきゃ”って思いがちだけど、向いてない作業で消耗してたら本末転倒です。自分が「これだ!」と思う分野に集中し、他は誰かに任せることも、大事な考え方と思います。

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②“深堀りできる領域”がある方が信頼される

フリーランスWebデザイナーとして長く信頼されるには、「この分野なら任せて!」と言える得意領域があると圧倒的に有利です。

なんでも屋で広く浅くやるよりも、まずは一点突破。たとえば、WordPress構築に特化することで、保守運用やカスタマイズ、エラー修正の相談まで幅広く依頼をもらえるようになります。

デザインもコーディングも、さらにWordPressまで…と全部を完璧にこなそうとするのもいいんだけど、中途半端になるなら1つに絞る。「○○のことならあなたに聞こう!」という存在になる方が、紹介も継続案件もグッと増えていきます。

結局のところ、信頼って“深く関われる分野があるかどうか”で決まるんですよね。自分の強みを深掘りして、そこに価値を見出してくれる人と出会う。これが、安定したフリーランスキャリアを築く一番の近道です。

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AIが当たり前になったいま、”作るだけ”じゃ価値にならない

2025年のいま、FigmaでAIがUIを提案し、ChatGPTがコードを自動生成する時代。もう「作業するだけ」「形にするだけ」の仕事は、どんどんAIに置き換えられています。

じゃあフリーランスWebデザイナーとして、これから何が求められるのか?――それは“なぜこのデザインなのか”“誰のために、どんな導線で届けるのか”という意図や設計の部分。つまり「考える力」と「言語化する力」だと思うんです。

UX設計、課題整理、コンセプト提案、プロジェクトの方向づけ…こうした“人間にしかできない工程”こそが、これからの価値になるはず。

作業者ではなく、パートナーとして信頼される”考える”デザイナーへ。AIが当たり前になった今、そこに進化できる人だけが選ばれていきます。

【まとめ】 両方できなくてOK!大事なのは“自分の強み”を活かすこと

昔はデザインもコーディングも“両方できる人”が重宝されたけど、いまは、“全部できるか”より、“何が強みか”が大事な時代です。

もちろん、できることが多いに越したことはないけれど、フリーランスWebデザイナーとして選ばれる人は、“自分の武器”をちゃんと理解して活かせる人。

そしてそれ以上に、「なにを作る?なぜそれを作る?」という視点を持つことの方が、これからの時代はもっと重要だと考えます。

あなたのスタイルは、他の誰かのコピーじゃなくていい。これからの時代は、自分の強みを信じて選び取っていくことが、何よりの価値になりますよ。

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。