クライアントから値下げを求められたらどう対応するか?

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
IMAGINATION DESIGNです。


今日は値下げ対応の話題を取り上げたいと思います。

デザイナーであってもフリーランスでやっていく以上、
「値段交渉ごと」というのは避けて通れないですよね。

実際のところ、みなさんはどんなスタンスで対応しているでしょうか?

わたしの場合、独立直後と今とではだいぶ変わりましたが、
値下げを求められたときの対応方法や、値下げそのものへの
考え方についても紹介したいと思います。

値下げを求められた場合の対応

基本的にはメリットがあるかないか?で判断しています。

✅メリットがあれば、値下げもアリ
✅メリットがなければ、値下げはしない

メリットとは、例えば↓こんな感じのものです。

👉自分の実績作りやスキルアップにつながる
👉値下げする分、次回の案件の確約をいただける
👉値下げする分、納期の調整をしていただける

実績作りやスキルアップにつながれば値下げもアリ

「足元を見られている」と感じる方もいるかもしれないけど、
独立直後でスキルもクライアントもない…という方は、
実績作りのためと割り切って値下げ対応するのはアリだと考えます。

制作実績が増えることで今後の営業もやりやすくなるし、
実践(案件)を通してスキルアップもできるので、
メリットの方が大きいと判断すれば、値下げも良いと思います。

実際、わたしもフリーランスに成り立てのころは
値下げどころかタダ同然の仕事までどんどん請け負ってましたww

無茶な仕事をやり遂げるうちに、デザインやコーディング、
WordPressに関する知識やスキルはもちろん、
実績が増えたことで次の仕事へ活かすことができました。

当時のわたしは、とにかく実績が必要だったので、
値下げしてでも仕事は何でもやる!というスタンスでしたが、
明確なメリットがあったので、これはこれで良い考え方だとは思うんです。

値下げには条件提示で

また、クライアントに以下のような要望が通るのでしたら、
値下げの対応もアリだと考えます。

「今回は値下げします。次の案件があれば紹介お願いします。」
「値段を●●円にする分、納期を1週間ほどいただけますか?」

これは、いまのわたしもよく使う交渉法です。

逆に、こちらの要望が通らならそうだと判断すれば、
値下げはお断りする方が良いかなと思います。

なぜならば、一度値段を下げてしまうと、
その価格での対応が当たり前になる
からですね。

値下げ対応することの弊害も理解しておく

下げた値段を元に戻すって、簡単なことではありません。

次以降の案件も、値段を下げた状態での対応になりますし、
そこからまたさらに値下げの要求がくる可能性もあります。

ただし仕事の都合上、どうしても値下げに応じないといけない…
という場合もゼロではないと思うので、そんな時は以下ように
なるべくリスクヘッジしておくのも手です。

場合によっては値下げ前提の見積にしておく

最初からバッファーを見て見積しておくという方法です。

「お客さんに『この値段、高くない?』と思われるのが嫌だ」
と考える方もいらっしゃるかもだけど、

価格が下がる前提での見積なので、
クライアントの値下げ要求にも応えることができますし、
こちらも大きなマイナスになることもありません。

断る時はハッキリと断るべし

断ると次回から依頼がこなくなるんじゃ…という思いから
「この程度なら値引き可能ですが」と妥協点を探る方もいるかもですが、

値引き対応に応じたくない場合は、
ハッキリ「できません」と断わる方が良い
です。

これは値下げの常態化を招くだけでなく、
少しの額だけなら…と受けてしまったが最後、
クライアントの要求がだんだんとエスカレートしていき、
しまいには手に追えなくなる可能性もあるからです。

わたしは過去、サイトの制作中に値引きを要求され、
受けざるを得ない状況だったのでしぶしぶ応じたのですが、
そこから作り直しのレベルの修正を大量にもらった経験があります。
(しかも、こういった経験は1度だけではなく何度もありますw)

値下げする意味もメリットもない時は、毅然と断るのがベストです。

そもそも値下げ対応ばかりの関係は長続きしない

いつも値下げありきで仕事をしていると、
こちらが消耗していくだけなので長続きしません。

クライアントからは
「あのデザイナーは値下げに応じてくれたから、次回も下げてもらおう」
としか見てくれない場合もあり、値下げが常態化してしまいます。

そのようなクライアントを否定するつもりはないですが、
値下げ対応できなくなった時点で関係性は壊れてしまうため、
やっぱり長くは続かないですね。

クライアントが必要としているポジションをつかむべし

意味もメリットもない値下げなどしなくても、
クライアントとの関係をちゃんと維持できて、
しかも継続的にお仕事をいただくことは可能です。

良好な関係が長く続くクライアントとそうでないクライアント。

今までを振り返って、わたしなりに考えてみましたが、この違いって、

👉安く作ってくれれば誰でもOKというポジションにいるか
👉クライアントから必要とされるポジションを獲得しているか

なんじゃないかなと思います。

クライアントから必要とされるポジションというのは、
「あなた」でなければクライアントも困ってしまうという存在です。

例えば、WordPressの更新は自前できるけど、
細かいカスタマイズができなくて困っているクライアントの場合、
あなたがWordPressの知識もスキルも高く、実践経験豊富なのであれば、
クライアントから必要とされる存在になれるということ。

クライアントが抱えている問題を解決できたり
必要としているポジションをうまく掴むことができれば、
値下げとかあまり関係ない世界で仕事ができます。

フリーランスで今後も長くやっていくのであれば、
最終的にういうゴールを目指すのもアリなんじゃないでしょうか。

※この辺りのことは、以前の記事でも紹介していますので、
合わせて参考にしてもらえればと思います。

クライアントから値下げを求められたらどうするか?の結論

最後にまとめます。

①値下げのメリットを考える
②値下げする場合は条件提示で。こちらの要望もとおるかどうかを確認する。
③メリットもなく、要望も通らなそうであれば値下げ対応はしない
④ただし独立直後とかだと、実績作りの目的のために値下げもやむなし。
⑤最終的にクライアントが必要としているポジションをつかむべし。

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