ホームページなどの制作料金はどうやって決めるのか?適正価格を知る方法も解説します

突然ですがみなさん、制作費用や見積金額ってどのように決めていますか?

👉周りがだいたいこんな感じの値段だから自分もそれに合わせている
👉特にルールがないので、なんとなく決めている

中にはこんな方もいるかもしれませんが、ぶっちゃけ価格設定って難しいですよね。
しかもその価格か適正なのかもよく分からない…なんて悩みはありませんか?

そこで今日は、ホームページなどの制作料金はどうやって決めればいいの?
適正価格を知るにはどうしたらいいの?
というテーマでお話します。

すでにフリーランスのWEBデザイナーとして独立された方はもちろんですが、
これからデザイナーを目指す方もぜひ見ていただければ嬉しいです。

ホームページなどの制作料金はどうやって決める?

方法は大きく3つあります。

①工数計算で決める
②作業明細ごとに価格を決める
③固定料金(パッケージ価格)

工数計算で決める

例えば1人あたり1日の作業費用が50,000円(1人日)かかり、
案件を完遂するのに5日間必要な場合、ざっくり以下のような計算法になります。

50,000円 x 5日 = 250,000円

大規模な案件やチームで取り組むプロジェクトでは工数計算がほとんどです。

逆に、1人でホームページを作る時などはあまり使わないかもですが、
工数計算のメリットは案件の状況によって金額調整しやすい点です。

先の案件は5日想定でしたが、仕様変更などがあって6日必要になった場合、
50,000円 x 6日でトータル300,000円になります。

あと、案件によっては日ではなく時間単位で計算することもあります。
(5,000円/1h x 2時間 = 10,000円など)

このように、日や時間あたりの金額を●●●●円と決めておけば、
あとはかかる日数や時間で計算するだけなので分かりやすです。

ただ、工数計算はしっかりと事前にヒアリングや要件定義をした上で、
クライアントへ明確な根拠を説明しなければ「本当に5日もかかるの?」と
不審に思われかねません。

また、デザインやコーディングやWPの実装にどれくらい時間がかかるのかが
あらかじめ予測できていないと、そもそも工数計算は成り立たないですね。

作業明細ごとに価格を決める

工数計算が難しいとか、自分のやり方に合わないなぁという場合は
以下のように作業明細ごとに価格を決めるといいです。

①サイト設計:50,000円
②ラフデザイン:10,000円
③TOPページのデザイン:50,000円
④下層ページのデザイン:10,000円/1P
⑤コーディング:10,000円/1P
⑥WordPressのインストールと初期設定:50,000円
⑦マニュアル作成:15,000円

金額を決めるときに工数を使うこともありますが、
厳密に何時間かかる、何日かかるといった計算まではしなくてよいので、
工数計算よりもやりやすい価格設定かと思います。

ただ、注意点としては「作業明細にないものは別途見積」としておかないと、
追加作業や修正要望が出たときに込み込みで対応しないといけなくなります。

あらかじめそれらを想定してバッファーを見た見積にしたり、
クライアントや案件に応じてオプション料金を乗せるなどの対応も必要だし、
そもそも最初のうちは適正価格がよく分からない…という方も多いと思います。

この辺は実務を積んでいかないと、しっくりくる価格を出すのは難しいかですね。

固定料金(パッケージ価格)

最後は、以下のような価格表を作る方法です。

LPコーディング10,000pxまで:●●●●円
5ページまでのホームページ制作一式:●●●●円
WordPressでサイト制作一式:●●●●円

先の作業明細と似てますが、こちらは「ホームページ1本50,000円」など、
もっと大きなレベルので価格設定の話です。

発注側からすると、これがいちばん簡単明瞭で分かりやすいですね。

あらかじめ価格表があると他社との検討もしやすいですし、超高級店ならまだしも、
価格がよく分からないお店というは、どちらかと言えば敬遠されやすいですので。

ただ、全部で5ページのホームページを作るとかLP1本デザインするとか、
作業内容がほぼ固定のお仕事をやる分にはこれでもOKだけど、
仕様が途中でコロコロ変わるような案件だと対応が難しくなります。

作業明細の時と同様、「作業明細にないものは別途見積」としておかないと、
あとで大きなトラブルになる可能性もあるので注意が必要ですね。

 

では、どの方法で価格を決めればいいのか?

個人的には工数ベースで考えられるようになるのがベストだと考えます。
理由は先も書いた通り、案件の状況に応じて柔軟に対応できるからです。

ただ、工数計算が分からないとか使い慣れていないとか、
元から決まった価格のパッケージ商品があるなどの場合は、
固定料金であってもなんら問題はありません。

ちなみにわたしはクライアントや案件により価格の出し方はマチマチです。
工数で出す時もあればクライアントごとに決まった金額もありますし、
予算が決まっている時もあれば、WPのパッケージ金額でやる場合もあります。

絶対的な価格のルールやどれがいいなどの決まりはないので、
実務経験の中で自分の市場価値はいくらか?いくらなら損しないかなどを考え、
最終的に自分なりの価格表や計算法を確立していけばいいと思います。

適正価格を知るにはどうすればいい?

とは言え、最初のうちはなかなか強気な価格設定も難しいし、
いざやってみたら超赤字だった😂なんて経験もあるかと思います。

自分で決めた価格が適正なのかどうか?」気になりますよね。

いまだとネットで調べれば制作会社の参考見積など、いろんな情報が出てきますが、
わたしはココナラなどで制作のお仕事を発注してみることをオススメします。

自分が仕事を依頼された時のことをイメージしながら見積依頼してみましょう。
どういう方法で見積しているかなど、非常に勉強になることが多いと思います。

いくつか見積を取るうちに「このHPを制作するには●●●円がよさそうだ」
という相場感もなんとなくですが分かってくるんじゃないでしょうか。

また、実際に発注することで、仕事の進め方など他にも発見があるはずです。
お金はかかるけど、それ以上に得るものも多いですよね🤗

ぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。


以上、ホームページなどの制作料金はどうやって決めればいいかと、
適正価格を知る方法についてまとめて紹介しました。

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