毎年2〜3月になると、なんとなく落ち着かない――。
レシートの山を前に「これ、何の経費だっけ?」と首をかしげた経験、ありませんか?
フリーランスを始めたばかりの頃は、クラウド会計を使えばなんとかなるし、ちょっと大変でも「自分でやらなきゃ」と思う人が多いはず。実際、わたしも最初の数年はそうでした。
でも、フリーランス歴が長くなるにつれて、「経理まわりのやること」がどんどん増えていくんですよね。仕事が増えるのはうれしいこと。でも、領収書・源泉徴収票・副業収入・ローン控除…それらをすべて自分で管理するのは、時間も気力も想像以上に消耗します。
この記事では、フリーランス歴15年のわたしが感じた「税理士にお願いするべき理由」と、頼むタイミングの目安をお伝えします。自分でやることの限界を感じ始めた人にこそ、読んでほしい内容です!
- 毎年の確定申告を自分でやっているけれど、時間と手間に限界を感じているフリーランスの方
- freee / マネーフォワードなど、クラウド会計ソフトだけで申告しているけど不安がある方
- 副業・投資・不動産など複数の収入源があり、申告の仕訳が複雑になってきた方
- 「税理士ってどのタイミングで頼むのがいい?」と判断に迷っている独立・開業2〜3年目の方
フリーランスが「確定申告を自分でやる派」を選ぶ3つの理由
「確定申告なんて、クラウド会計で十分じゃない?」
実際、その考え方は間違いではありません。freeeやマネーフォワードのようなツールは、入力ガイドも充実していて、単発案件やシンプルな経費管理だけなら問題なく完結します。
むしろ最初のうちは、自分で数字を触ることで“お金の流れ”が見えるようになるというメリットもあります。たとえば、どの仕事が利益率が高いか、どの支出が無駄かなど、自分の経営感覚が磨かれるんですね。
ただ、これには明確な“限界ライン”があるんです。本業が忙しくなるほど「確定申告に割く時間」がどんどん減り、入力ミスや計上漏れのリスクが高まる。「1日だけ頑張れば終わる」と思っていたのが、気づけば3日、4日と取られている──。
本業に集中できないストレスは、正直、かなりのものです。
「経理に時間を使うより、仕事で稼いだ方が早い」
――そう思い始めたときが、“頼りどき”のサインです。
確定申告を税理士に依頼した方がいいタイミングと4つのサイン
①自宅兼事務所や住宅ローンがある場合は、税理士のサポートがおすすめ
自宅を仕事場として使っているフリーランスは多いと思います。
ただ、住宅ローンがあると、家事按分や減価償却、住宅ローン控除との兼ね合いが一気に複雑になります。光熱費・家賃・通信費…「何割を経費にできるか」だけでも頭を悩ませるポイント。。。
家賃や光熱費などの割合を感覚的に決めてしまうと、後で税務署から説明を求められることがあるため、客観的な算定基準を示すことが大切です。
でも、税理士にお願いすれば、このあたりの線引きを正確に、かつ根拠のある形で処理してもらえます。
②副業・投資・仮想通貨など複数収入がある人は要注意
近年は、副収入を持つフリーランスも増えています。
株式投資やFX、仮想通貨、不動産、太陽光など、収入の種類が増えるのはいいんだけど、ぜんぶ計算ルールが違う。。。
しかもここでミスをすると、税額が過大・過少になったり、翌年の住民税でトラブルになることもあるんですよね。特に、仮想通貨取引は、複数取引所を使っていると履歴整理だけでも一苦労…。
でも、税理士に依頼すれば、計算ソフトの連携や仕訳の整合性も含めて整理してくれますよね。
③税法改正やインボイス対応が追いつかない場合
税制は毎年少しずつ変わります。控除額や特例措置、インボイス制度、電子帳簿保存法など、「去年と同じでOK」が通用しない世界なんです。
「これって今年も経費で落とせるのかな?」
「領収書の電子保存って、どう設定すればいい?」
といった疑問が出るたびにネットで調べていたら、それだけで1〜2時間は余裕で消えちゃいますし、そもそも税の専門家でないと判断がむずかしい内容であることが多いです。
当たり前だけど、税理士はこうした法改正を常にキャッチしており、最新ルールに沿った処理をしてくれます。つまり、ミスを防ぎつつ「知らないうちに損をする」ことも避けられるということなんです。
④税務調査が不安な人は税理士立ち会いで安心
「税務調査」――この言葉を聞くだけで少し緊張しますよね。フリーランスでも、売上規模や申告内容によっては調査対象になることがあります。
税理士がついていれば、税務署とのやり取りを代理してくれるだけでなく、必要に応じて立ち会いもしてくれます。
「専門家が味方にいる」だけで、精神的な安心感がぜんぜん違うと思いませんか?何か指摘を受けたときも、冷静に対処してくれるので本当に心強いです。
税理士に依頼するメリット3つ+費用相場まとめ
①時間とストレスを減らして本業に集中できる
確定申告にかかる平均時間は、40〜60時間とも言われます。その間、本業の作業が止まり、夜な夜な領収書とにらめっこ…。「これ、いつ終わるの?」とため息をついた経験がある人は多いでしょう。
クラウド会計ソフトの入力で完結するうちは問題ありませんが、精本業以外の作業に時間も労力も取られるのは大きな負担です。でも、税理士に依頼すれば、申告関連の手間をまるごと手放せるんです。
その分、精仕事に集中でき、確定申告シーズンでも普段どおりのペースを維持することができるわけ。この「時間の余裕」と「ストレス軽減」というのは、かなり大きなメリットだと思います。
②節税アドバイスで結果的にコスト以上のリターンがある
税理士は、単に申告書を作るだけの人ではありません。「この経費、落とせますよ」「この制度を使えば控除額が増えます」といった精“攻めのアドバイス”をくれる存在でもあります。
たとえば、事業用クレジットカードを作るタイミングや、青色申告控除の最大化など、長期的な節税設計まで見据えてくれます。
結果的に、精依頼料以上のリターンを感じるケースも多いはずです。
③税理士契約で信頼性アップ!融資や補助金にも有利
税理士と契約していることで、精金融機関やクライアントからの信頼が高まります。「会計まわりをしっかり管理している人」という印象を与えるのも、これまた大きなメリットじゃないでしょうか。
融資を受けたい時、補助金に応募する時、あるいは法人化を検討する時――そうした節目で、「顧問税理士がいるかどうか」が評価に関わることもあります。
実際、過去にわたしも融資の件で金融機関の担当者を紹介いただいたことがありました。こういった”つながりの強さ”は、税理士契約をしているかどうかでかなり違ってくると思います。
メリットはある分、相応の費用はみておくべし
以下、目安ですが、相場をまとめました。
| 依頼内容 | 相場(税込) | 補足 |
|---|---|---|
| 確定申告(単発) | 5〜10万円 | 年1回依頼型。副収入が多い人向け。 |
| 顧問契約(月額) | 1〜3万円 | 継続的に相談・節税サポートを受けたい人向け。 |
| スポット相談 | 30〜60分/5,000〜10,000円 | 年に数回だけ相談したい人にも◎。 |
| 税務調査立会 | 50,000円〜 | もしものときに安心。 |
確かにコストはかかりますが、「時間・安心・信頼」を買う投資と考えと、決してめちゃくちゃ高いものではないはずですよ。
クラウド会計×税理士の併用が最強!コスパと安心を両立する方法
ここ数年で増えているのが、クラウド会計+税理士のハイブリッド運用です。
日常の入力は自分で行い、最終チェックや申告書作成を税理士に任せる。freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ソフトなら、税理士とデータ共有がオンラインで完結します。
他の必要な業務があればスポットで頼めばいいわけだし、この形なら費用を抑えつつ、安心感も確保できますよね。「完全丸投げは抵抗がある」「でも一人で全部は不安」という人にはぴったりの選択肢じゃないかと思います。
【まとめ】確定申告を税理士に任せるのは“逃げ”じゃない、“次のステージ”への投資!
確定申告を「自分でやるか」「頼むか」。――どちらが正解というわけではありません。
ただし、「お金の管理にかかる時間」=「自分の自由時間を削るコスト」だということを忘れずに!
数字が複雑になってきたと感じたら、それは「もう次のステージに進むサイン」です。税理士に頼むのは“逃げ”ではなく、“戦略的な選択”です。
自分の時間を取り戻し、本業に集中するための、前向きな一歩ですよ!
