「在宅って気楽でいいよね」なんて言われることもあるけれど、実際には顔が見えない分、”信頼されにくい”というハードルがあります。
特に、駆け出しのWebデザイナーにとっては、「この人に任せて大丈夫かな?」と思われること自体が仕事を失う原因に…。
でも安心してください。少しの工夫で、在宅でも”またお願いしたい”と思われる人になれるんです。
本記事では、わたし自身の体験や現場のリアルも元に、クライアントに褒められるWebサイト制作のコツを5つを具体的に紹介します!
- 在宅でWebデザインの仕事をしている、または始めたい初心者フリーランスの方
- クライアント対応に自信がなく、好印象を残す方法を知りたい方
- リピートや紹介につながるような「信頼される働き方」を身につけたい方
- 在宅ワークでも「またお願いしたい」と言われる関係を築きたい方
クライアントに褒められるWebサイト制作のコツ5選
- 第一印象で差がつく!「提案書とヒアリング」は信頼構築のスタート地点!
- クライアントが欲しいのは「カッコよさ」より「伝わる」デザイン!
- 「こまめな報告」で”仕事ができる人”の印象をつくる!
- 納品時の「+ひと手間」が”プロ感”を演出する!
- 「振り返りメッセージ」で”またお願いしたい人”になる!
①第一印象で差がつく!「提案書とヒアリング」は信頼構築のスタート地点!
初回の提案で「とりあえずこんな感じでどうですか?」と丸投げするのは避けたいところ。というのも、クライアント自身が「何が必要かよく分かっていない」ことが多いからです。
わたしも駆け出しの頃、要望をそのまま受け取って提案し、「なんか違う…」とNGを食らったことはよくありました。
そこで取り入れたのが、ヒアリングシート+目的確認のスタイル。
「今回のサイトのゴールは?」「ターゲット像は?」と掘り下げてから提案するだけで、「あ、それが言いたかったんです!」と反応されることが増えました。
“わかってくれてる感”が伝わるだけで、信頼感はグッと上がります。
②クライアントが欲しいのは「カッコよさ」より「伝わる」デザイン!
「自信作のデザインだったのに、クライアントの反応がイマイチ…」というケース。Webデザイナーなら一度は経験あるかもしれません。
これはよくある”落とし穴”です。というのも、クライアントが評価するのは、”見た目のかっこよさ”より”見やすさ・使いやすさ”の方が多いからです。
たとえば、
🧑💼「スマホでも見やすくて安心感ありますね」
👩💼「文字が読みやすくて助かります」
といった、“使う人の視点に立った設計”こそ、褒めポイントになります。
配色やフォント、ボタンの位置――こういった細かい部分がユーザーの迷いを減らす鍵なんですよね。
たとえば、高齢者向けのサイトなら、 明朝体よりゴシック体。 青系よりコントラストの高い黒文字ベースといった配慮だけで、「やさしいデザインですね」と好印象を持たれやすくなります。
「この人、ちゃんと見てるな」と感じてもらえるように、”クライアントの先にいるユーザー”の視点で作ることが何より大切です。
③「こまめな報告」で”仕事ができる人”の印象をつくる!
在宅ワークで意外と見落としがちなのが、「連絡が途切れること」。想像以上に信頼を損なう原因になるので、かなり注意が必要です。
「なにも連絡がない」って、不安になりますよね。これはビジネスだけじゃなく、普段の人間関係でも同じ。”いま、どうなってるの?”が見えない状態は、相手にストレスを与えてしまいます。
たとえ進捗がなくても、
「現在〇〇の確認中です」
「少し遅れそうなのでご報告です」
と、一言伝えるだけで印象はまったく違います。つまり、重要なのは”作業の見える化”なんです。
SlackやChatwork、Googleスプレッドシートなどのツールを使えば、やりとりの履歴やタスクの進行状況も簡単に共有できます。「ちゃんと動いてくれてる」が伝わるだけで、”信頼される在宅ワーカー”に一歩近づけますよ。
④納品時の「+ひと手間」が”プロ感”を演出する!
納品時、「ファイルを送って終わり!」…になっていませんか?
実はここで“ひと手間かけるかどうか”が、次の案件につながるかどうかの分かれ道です。
たとえば、以下のような気配りがあると、クライアントの満足度は一気に上がります。
- 更新方法をまとめたシンプルなPDF
- WordPressの操作を録画したショート動画
- 納品物チェックリストの共有
こうした“クライアントが迷わない仕組み”は、想像以上に喜ばれるポイントです。
安心感のある対応は、信頼とリピートにつながる最高のプレゼントになりますよ!
⑤「振り返りメッセージ」で”またお願いしたい人”になる!
案件が無事に終わったあと、つい「ご確認くださいませ」で完結させてしまっていませんか?
もちろん納品自体は完了ですが、ここで”ひとこと”添えるだけで印象が大きく変わります。
たとえば、こんな振り返りメッセージを添えてみましょう:
📩「このたびはご依頼ありがとうございました!
今回の内容を踏まえて、次回は〇〇の導線を強化するとさらに効果が出そうです。
またお力になれたらうれしいです!」
こういった一言があるだけで、「この人、先を見て提案してくれるんだ」とクライアントの印象に残りやすくなります。
実際、「またお願いしたい」と声がかかるのは、納品後に”余韻を残せた人”が多いんですよ。次につながるかどうかは、最後のひとことにかかっている。そう言っても大げさじゃありません。
【まとめ】”またお願いしたい人”は、ちょっとした工夫でなれる!
クライアントに褒められる人って、実はすごいスキルを持ってるわけじゃないんです。むしろ、「わかりやすくて」「ちゃんと伝わって」「ちょっと気が利く」――その3つがあるだけで、信頼ってちゃんと積み上がっていきます。
しかもその信頼が、リピートや紹介、単価アップのチャンスにつながるんですね。
在宅で働く以上、直接会うことは少ないかもしれません。だからこそ、画面の向こうにいる相手を思いやる想像力が、とっても大きな武器になります。
あなたのその小さな気づかいが、「またこの人に頼みたい!」につながる未来を、ちゃんとつくってくれるはずですよ!