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もう通らない提案は卒業!10万円案件が狙える”魔法の提案文”【初心者OK】

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「プロフィールもしっかり書いたのに、なぜか返信ゼロ」──そんな状況に、モヤモヤしていませんか?

クラウドソーシングやSNSで案件を探していると、提案文っていわば“初対面の自己紹介+営業トーク”。けれど、見よう見まねで書いたテンプレ文では、他の応募者に埋もれてしまうのが現実です。

たとえば、「初めまして。○○と申します。ご依頼内容を拝見し…」みたいな、よくある定型文。…悪くないけど、正直「誰が書いても同じ」に見えちゃうんですよね。実は、案件が取れない原因はスキル不足ではなく“伝え方”にあることが多いんです。提案文ひとつで、印象も単価も変わります。

「じゃあ、どんな書き方なら通るの?」

──ということで、今回は10万円の案件も夢じゃない“魔法の提案文”のコツをお伝えしていきます。

この記事を読んでほしい方
  • クラウドソーシングで提案してもなかなか通らず、原因がわからない初心者の方
  • 未経験・実績が少ないことに引け目を感じて、提案文に自信が持てない方
  • 「案件が取れる提案文の書き方」をテンプレではなく実践的に学びたい方
  • 高単価(10万円以上)の案件を目指したい在宅Webデザイナー・主婦・副業デザイナーの方

「提案が通らない…」は誰もが通る道。選ばれない提案文に共通する“落とし穴”とは?

提案が通らないのは、何ら特別なことではありません。
あなただけじゃなく、誰もが一度はつまずくポイントです。

ネットにあるテンプレって、どれも似たような内容だからか、“人柄”や“熱意”がどうしても伝わりにくいんですよね。

たとえば、「初めまして。○○と申します。御社のご依頼を拝見し…」──こういう文章、悪くはないけど、正直どこか“他人ごと”っぽく見えてしまいます。

クライアントの悩みに寄り添っていない提案文は、どうしても埋もれがちです。選ばれるためには、“誰が書いたか”が伝わる工夫が必要なんですね。

「単価が上がる人は“技術”より“伝え方”がうまい!

提案文って、ただの「応募手続き」とは訳が違います。
実はこれ、営業トークの代わりなんです。

だからこそ大事なのは、この3つを伝えること。

  1. クライアントの課題に共感してるか?
  2. その課題にどう向き合えるか?
  3. 自分に頼むことで、どんな価値を届けられるか?

たとえば、「集客できるサイトにしたい」という依頼に対して、「SEOを意識した構成と、スマホからの導線も工夫できますよ」と返せると、それだけで信頼感がぐっと増しますよね。

これら3点がしっかり伝われば、実績が少なくても10万円クラスの案件は十分狙えます。提案文は、スキルより“伝え方”がモノを言う場面なんです。

難しくない!10万円案件に届く提案文の5ステップ

ここからは、誰でも使える提案文のコツを、5つのステップに分けてご紹介します。
テンプレ感をなくしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

誰でも使える提案文のコツ
  1. 自己紹介は1~2行で。“誰か”じゃなく“あなた”として伝える
  2. クライアントの要望や意図を“言語化”してあげる
  3. 「こうすれば解決できます」と方向性を示す
  4. 実績や人柄を“数字以外”でも伝える
  5. 最後はやわらかく背中を押す

①自己紹介は1~2行で。“誰か”じゃなく“あなた”として伝える

自己紹介が長くなるのは悪いことじゃないんだけど、最初にフワッとした内容が書いてあると、どうしても離脱されがちです。

はじめまして。Webデザインを中心に活動している○○と申します。
「お客さまの想いをカタチにする」をモットーに制作をしています。

なので、「何をしている人か」がパッとわかる+自分らしい一言(モットーやスタンス)を添えるだけで、読み手の印象はグッと良くなります。

はじめまして。Webデザイナーの○○です。

主に女性向け、幼児向けサービスのデザインが得意です。
子育てと両立しながら、丁寧な対応を心がけています!

かしこまりすぎず、自分らしい一言を添えるだけで、グッと親近感がわきますよね。

②クライアントの要望や意図を“言語化”してあげる

クライアントの書いた言葉を“ただ読む”のでなく、“くみ取って返す”のが大事です。
言い換えると、「私はあなたの話をちゃんと理解しています」ということですね。

ご依頼内容、拝見いたしました。内容についてはまったく問題ございませんので…

特に初心者はここで差がつきますので、一歩踏み込んだ言葉を添えてみるのを心がけましょう。

ご依頼内容を拝見し、◯◯のようなターゲットに向けたデザインを検討されているのかなと感じました。

「温かみ」「信頼感」など、雰囲気重視のサイトにしたいというご意図が伝わってきて、素敵だなと思いました。

③「こうすれば解決できます」と方向性を示す

ただ”できます”ではなく、“こう考えて動きます”と未来の流れを見せるのがコツです。
とくに10万円以上の案件では、“提案力”=安心感の材料になります。

私でしたら、以下のような構成をご提案させていただきたいです。

・ファーストビューは「安心感・信頼感」が伝わるキャッチ+写真で第一印象を演出
・コンテンツの順番は、お悩み→解決→実績→行動導線の流れに整理
・スマホ表示を意識し、縦スクロールでスムーズに読めるレイアウトを想定しています

完全な制作案じゃなくてもOKです。方向性だけでも提示することで、「この人は考えてくれる人だな」と伝わりますので。

④実績や人柄を“数字以外”でも伝える

未経験や実績が少ないのは、最初は当たり前。どうしようもありません。
それよりも「誠実に取り組んでます感」をどう伝えるかを考えましょう。

数字でアピールできないときは、“対応の丁寧さ、コミュニケーションの安心感、相手の想いに寄り添う姿勢”。――この3つで“人となり”を伝えていくのが効果的です。

ポートフォリオはこちらにまとめています:
https://~

制作実績はまだ少ないのですが、毎回クライアントの意図をくみ取り、伝わるサイトを目指して制作しています。

スピードよりも丁寧さを大切に、やりとりもこまめに行っていますので、安心してご相談いただければ嬉しいです。

⑤最後はやわらかく背中を押す

クライアントへ「お願いします!」と圧をかけるより、ご縁を大切にするニュアンスで終わるのが好印象です。

また、「不明点があれば〜」の一文を添えることで、返信のハードルを下げる効果も期待できます。

もし少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひ一度お話できたら嬉しいです。
ご不明点があれば遠慮なくお知らせください。
ご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

読み手に「ちょっと話してみようかな」と思ってもらえたら成功です!

提案文で差がつく3つの魔法のスパイス

提案のコツ、なんとなく見えてきましたか?

ここからは、同じ型でもグッと通りやすくなる“+αの工夫”を3つご紹介します。

①相手の“言葉”を拾って返す【共感の魔法】

提案文が“刺さる”かどうかは、実は内容よりも「どれだけ相手に寄り添えているか」で決まることが多いです。

そのために効果的なのが、クライアントの使った言葉をそのまま使って返すこと。

たとえば、クライアントの依頼文にこう書かれていたとします:

「世界観を大事にしたLPを作りたいです」

このとき、ただ「LP制作できます」だけだと情報のやりとりで終わってしまいますよね。

でも、↓こんな感じで一言添えて返すだけで、一気に“自分ごと化”されるんです。

「“世界観を大切に”というお考え、私もとても共感しました!」

これは心理学的にも「ミラーリング効果」といって、相手の言葉を反映することで、安心感や親近感が生まれるというテクニック

テンプレ文に1行加えるだけで、読み手の反応がガラッと変わることもあるので、ぜひやってみてください!

②“お願いしたくなる人”を演じきる【人柄の魔法】

実績が少なくても選ばれる人に共通しているのは、「一緒に仕事しやすそう」と思わせる雰囲気をまとっていることです。

ここで大切なのが、スキルではなく“人柄”で選ばれるポイントをつくること。

たとえば、以下のような一文があると安心感がグッと上がります:

「ご要望に沿って柔軟に対応いたします」
「やりとりはこまめに、丁寧に進めていければと思っています」

このような文章からは、「この人は一方的じゃなさそう」「柔軟に相談できそう」といった印象を持ってもらえます。

逆に、無理に専門用語を並べたり、「〜してあげます」的な上から目線は逆効果なことが多いです。未経験でも、“謙虚さ+安心感”のセットで選ばれる提案ができます。

③安心感は“肩書き”より“姿勢”で伝える【信頼の魔法】

ポートフォリオが少ない、実績もまだ1〜2件しかない──。そんなとき、多くの人が「自信がないから選ばれない」と感じてしまいます。

でも実は、信頼は“実績の数”よりも“姿勢や考え方”で伝わるんです。

たとえばこんな一文があるとどうでしょう?

「実績はまだ少なめですが、1件1件を丁寧に仕上げることを大切にしています。
 連絡のレスポンスや、やりとりの丁寧さには特に気を配っています。」

クライアントにとっての不安は、「頼んで大丈夫か?」という点。だからこそ、納期・レスポンス・意思疎通への配慮を書くだけでも、信頼感は格段に高まります。

特にフリーランス初心者は、「プロっぽく見せる」よりも、“この人なら一緒に進めていけそう”と思わせる方が強いです。

【まとめ】”たった1通”でも、未来を変えるきっかけになる!

提案文って、ただの事務連絡じゃないんです。それは、まだ出会っていない誰かとつながる“最初の一歩”。

だからこそ、コピペされたようなテンプレよりも、あなたの言葉で綴られた提案こそが、心に届きます。

丁寧に選んだ一文。ちょっと勇気を出して書いた一行。その積み重ねが、いつか「この人にお願いしたい」と思ってもらえる瞬間をつくってくれるんですね。

書いた提案がすぐに通らなくても、大丈夫。大切なのは、「伝える練習」をやめないことです。今日の1通が、未来のクライアントとのご縁を引き寄せるかもしれませんよ!

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。