フリーランスとお金

フリーランスは住宅ローンがあっても追加で借りられる?審査基準と通るケースを徹底解説

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フリーランスで働いている方の中には、「住宅ローンがあるのに、もう1本ローンって組めるのかな…?」という疑問を持つ方も多いと思います。

入金のズレや急な出費が重なると、お金は“静かに揺れる船”のように不安定で、つい最悪のパターンを想像しがちですね。でも、実は住宅ローンがあっても追加で借りられるケースは普通にあるんです。見るべきポイントさえ知らないだけなんですね。

ということで、この記事では、審査の判断基準、通りやすい状況・通りにくい状況、そして借りにくい時の代替手段までまとめて解説しますので、ぜひチェックしてくださいね!

この記事を読んでほしい方
  • 住宅ローンや他の借入があり、「追加で借りられるのか?」と不安を抱えているフリーランスの方
  • 入金ズレや突発的な支出で、資金繰りにモヤモヤした経験がある個人事業主の方
  • 審査に落ちた理由が分からず、何を改善すればいいのかを知りたいクリエイター・スモールビジネス層の方
  • 借入以外の選択肢(共済貸付・ファクタリングなど)も含め、安心して取れる資金調達法を知っておきたい方
目次
  1. 住宅ローンがあっても「追加借入は可能」。ただしフリーランスは審査基準がシビア
  2. 銀行がチェックする4つの審査基準|返済比率・所得・信用情報・事業の健全性
  3. 追加で借りられるケース|フリーランスでも審査が通りやすい条件とは?
  4. 追加で借りられないケース|住宅ローンが“ブレーキ”になる理由と対策
  5. どうしても借りられないときの代替手段|フリーランス向けの安全な資金調達方法」
  6. 【まとめ】追加借入の可否は“返済比率×事業の見える化”で大きく変わる!

住宅ローンがあっても「追加借入は可能」。ただしフリーランスは審査基準がシビア

追加で借りるかどうかは、“ローンの本数”ではなく“返済能力(返済比率)”で決まります。

ここを誤解している人はとても多いですね。

銀行は「2本もローンがあるからダメ」とは判断しません。むしろ、👇ここを淡々と見ているんです。

ポイントは返済能力(返済比率)
  • 今の収入で返せるか?
  • 直近の事業は安定しているか?
  • 他の支払いに遅れはないか?

フリーランスは給与のように“毎月の収入が一定”ではないため、ここが少しシビアに見られる傾向にあります。ただ、事前にちゃんと準備すれば普通に通る余地はあります。

「ローンがある=もう終わり」ではないので安心してくださいね!

銀行がチェックする4つの審査基準|返済比率・所得・信用情報・事業の健全性

住宅ローンがあっても借りられるかどうかは、この4つでほぼ決まります。

  1. 返済負担率(返済比率)が基準内かどうかを確認
  2. 直近2〜3年の売上・所得の安定性があるか?
  3. 既存ローンの返済状況(信用情報)に問題がないか
  4. 事業の健全性(青色申告・帳簿の整理)が評価される

①返済負担率(返済比率)が基準内かどうかを確認

まず銀行が必ずチェックするのが、この「返済比率」です。

ざっくり言うと “年収(所得)のうち、返済に充てていいのは25〜35%まで”という考え方で、ここを超えると追加借入はグッと難しくなります。

たとえば、年収300万円の場合、年間返済の目安は75〜105万円ほど。もちろん、ここには「住宅ローン・カードローン・その他すべての借入」が合算されます。

返済比率がオーバーした状態では、銀行は「返済に余裕がない」と判断します。仕組みはとてもシンプルですが、ここを把握しているだけでも“借りられるかどうか”の判断が一気にクリアになります。

②直近2〜3年の売上・所得の安定性があるか?

フリーランスは給与のように毎月一定の収入があるわけではありません。だからこそ、銀行は「ここ数年の数字の流れ」を慎重に見るわけですね。

所得の安定性はどうか?
  • 売上が大きく上下している
  • 前年だけガクッと下がっている
  • 経費が増えすぎて利益が細い

こうした状態は「返済の余力が読みにくい」と判断されがちです。
反対に、“3年連続で横ばい〜わずかに増加”みたいな安定した推移は、とても好印象になります。

売上の絶対額よりも「ブレないこと」が、フリーランスの審査では強い武器になりますね。

③既存ローンの返済状況(信用情報)に問題がないか?

「1回の遅延でもアウトなの?」と不安になる人は多いですが、そこまで極端ではありません。ただし、信用情報は審査で確実に見られるポイントです。

実務では、こんな判断がよく行われます。

  • 「1年前に通信費が1週間遅れた」程度 → そこまで重く扱われない
  • 「数か月以内に複数回の遅延がある」 → 厳しく評価される

つまり、影響するのは “遅延の重さと回数”。軽微なものは問題視されにくいですが、繰り返すと審査に大きなマイナスとなります。

「過去に少し遅れたことがある」だけで諦める必要はありません。

④事業の健全性(青色申告・帳簿の整理)が評価される

銀行は、フリーランスの“お金の扱い方”をとてもよく見ています。

事業の健全性は?
  • 青色申告をしている
  • 青色申告決算書が整っている
  • 経費の根拠が明確
  • 事業口座と生活口座を分けている

こうした状態は 「この人は事業管理がしっかりしている」と評価され、審査が有利になります。

逆に、生活費と事業費が混在している口座は、銀行から見ると将来のリスクとして認識されがち。帳簿が整っているだけで、同じ売上でも“信用の見え方”が変わります。

追加で借りられるケース|フリーランスでも審査が通りやすい条件とは?

フリーランスでも、条件がそろえば追加借入は普通に可能です。
ここでは、銀行が「この人なら返済できそうだ」と判断する典型的なパターンをまとめます。

返済比率が基準内で、無理のない返済計画が見える場合

返済比率が25〜30%前後に収まっていると、銀行は「返済余力がある」と判断します。数字が示す安心感は大きく、追加借入がスムーズに進むことが多いですね。

返済比率が整っているだけで、審査の空気がガラッと変わることもあります。

固定費が少なく、キャッシュフローの流れが安定している場合

デザイナー・ライターなど、固定費の少ない職種は特に有利です。売上からの“実際の手残り”が大きいと、銀行は返済力を高く評価します。

日々の生活費やサブスクを見直すだけでも、キャッシュフローの見え方が改善し、審査に好影響を与えます。

信用情報(支払い管理)が整っており、口座の動きが読みやすい場合

銀行は「お金の扱いが雑かどうか」を意外とシビアに見ています。

信用情報はどうか?
  • 支払い遅延がない
  • クレジット明細が整っている
  • 収入が事業用口座に安定して振り込まれている

これらの状態は「管理能力が高い」と判断され、審査にプラス材料となりやすいです。

追加で借りられないケース|住宅ローンが“ブレーキ”になる理由と対策

逆に、「これは慎重に見たい…」と銀行が構える状況もあります。
フリーランスほど気づきにくいところなので、先に知っておくと安心ですね。

返済比率がオーバーし、返済負担が大きく見えるケース

返済比率が35%を超えると、銀行は一気に慎重になります。
「このまま出費が続いたら返済が苦しくなるかも」と判断されるためです。

返済比率は数字でハッキリ出るため、説明でごまかすことはほぼできません。だからこそ、事前に計算して“自分の立ち位置”を把握することが大切です。

売上が不安定、または昨年だけ大きく落ちているケース

フリーランスでは珍しくありませんが、銀行から見ると「翌年の収入が読みにくい人」に分類されます。

ただ、売上が落ちた理由が「大型案件に集中した」「学習期間を取った」など説明できる内容なら、追加資料で理解される場合もあります。「数字だけでは伝わらない事情」は、丁寧に説明すると評価が変わることがあります。

家計と事業の線引きが曖昧で、口座の動きが追いにくいケース

銀行は、“お金の流れが読み取れない状態”を最も嫌います。

口座の管理はどうか?
  • 生活費と経費が同じ口座
  • 現金引き出しが多く用途が不明
  • 月によって出入りが乱れすぎている

こういった状態は“管理が甘い事業者”と判断され、審査にマイナスとなります。逆に言えば、口座を分けるだけで見え方が劇的に変わることもあります。

どうしても借りられないときの代替手段|フリーランス向けの安全な資金調達方法」

追加借入が難しくても、手が完全に詰まるわけではありません。

借入以外の「現金を確保する方法」も存在しますし、むしろ、フリーランス向きの選択肢も多いです。

①小規模企業共済の貸付制度(低金利・スピード対応)

積み立てている人なら“自分の積立金”を担保に借りられる制度です。返済スケジュールも柔軟で、金利も低め。急ぎの資金にも対応できます。

フリーランスの“いざ”に最も頼れる制度のひとつですね。

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②ファクタリング(売掛金の早期資金化で借入扱いにならない)

「来月の入金を今日の現金にする」方法です。借入ではないため、信用情報は関係なく、審査に落ちた人でも問題なく使えます。

返済比率にも影響しないので、住宅ローンを抱えている人にも相性が良い選択肢じゃないかと思います。

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③日本政策金融公庫(フリーランスが利用しやすい公的融資)

公庫は民間と違い、売上の上下より“事業内容・計画”を重視してくれます。
フリーランスの事情に理解があり、対話ベースで融資を進めてくれる点が大きな特徴です。

④クレカ一時金・キャッシングは慎重に

便利ですが、返済比率にカウントされるため追加借入には影響しますね。
一時的なつなぎとして“最終手段”的に使うのが無難な選択肢です。

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【まとめ】追加借入の可否は“返済比率×事業の見える化”で大きく変わる!

フリーランスでも、住宅ローンがあっても、追加で借りられる可能性は十分あります。

まとめ
  • 返済比率がどれくらいか?
  • 売上の流れが安定しているか?
  • お金の動きが整っているか?

ポイントは☝️この3つを押さえること!

そして、万が一借りにくい状況でも、共済貸付・ファクタリング・公庫といった代替手段もあるので、決してあきらめないこと!!

「もう借りられないかも」という不安は、仕組みを知るだけで驚くほど軽くなるものです。この記事が、その一歩を踏み出す助けになれば幸いです。

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。