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開業届の出し方と最初にやるべき”お金の準備”チェックリスト|今日で迷いゼロにしよう!

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フリーランスを始めるとき、「何から手をつければいいの?」という迷いは誰もが通る道です。

特に、“開業届”と聞くと少し構えてしまう方もいるかもだけど、実は思っているよりずっと簡単です。

むしろつまずきやすいのは、口座づくりや会計ソフトの設定など、開業後すぐのお金まわりの準備。ここを後回しにすると、数カ月後に「もっと早くやっておけば…」と感じやすいポイントでもあります。

そこでこの記事では、開業届の出し方から、お金の準備の基本までをまとめて紹介します。今日から迷いなくスタートできるはずです!

この記事を読んでほしい方
  • フリーランスとして開業したいけれど、何から始めるべきか分からず不安な方
  • 開業届を出そうと思っているが、書き方や提出方法が難しそうと感じている初心者の方
  • 開業後のお金管理(口座・カード・会計ソフト)が苦手で、シンプルな手順を知りたい方
  • 将来の税金トラブルや”お金の迷子状態”を避けたいフリーランス1年目の方

開業届はただの”開業スタート宣言”|フリーランスが出すメリットと注意点

開業届は一言でいうと、「今日から事業を始めます」と税務署に伝えるための紙1枚です。
提出した瞬間に何か大きく変わるわけではありません

開業届を出すメリット

青色申告の控除が使えるようになったり、屋号で口座が作りやすくなったりと、後々の手続きがスムーズになります。

「開業した証拠」が残るので、補助金申請などの場面でも役立つことがあります。

出さなかった時のデメリット

「罰則はゼロですが、損は大きい」というのが正直なところかなと。

青色申告が使えないと税金面で不利になりますし、経費処理や帳簿づけも少し面倒になります。つまり「出さない理由は特にない」という立ち位置と思ってOKです。

初心者でも10分でできる開業届の書き方と提出方法|freee開業の使い方も

これから開業届を出そうとしている方が”つまずきがちな部分”はだいたい決まっています。
逆に、そこさえ理解しておけば、あとはスムーズに進みます。

屋号は後から変えてもOK

「屋号を決めないと提出できない」と思いがちですが、実は空欄でも提出可能です。

後で変えても問題ありません。最初は深く考えず、とりあえず進めてしまって大丈夫ですよ。

「事業内容」の欄はざっくりでOK

「Webデザイン」「イラスト制作」「ネット販売」など、一般的に伝わる表現で十分です。

ここに正確な専門用語を書く必要はありません。

ただし、日本イラストレーター協会や保健組合など、フリーランス独立後に加入する団体によっては事業内容の記載が大事になることもありあす。

もし、なにか団体への加入を検討されている方は、公式サイトなどで事前チェックされることをおすすめします。

帳簿のつけ方は「複式簿記」にチェック

青色申告の特典を使うためには複式簿記を選ぶ必要があります。

名前は難しそうですが、会計ソフトを使えば自然と複式簿記の形になるので、とくに心配する必要はないですね。

提出方法は、税務署へ持参・郵送・freee開業のどれでもOKです。最近は freee開業で自動作成→プリント→郵送、という流れがもっとも人気です。

開業後に必須の「お金の準備」まとめ|フリーランス1年目が最初に整えるべきこと

開業届よりずっと重要なポイントはここ。

多くの人が「開業届は出したのに、お金まわりは何となくそのまま…」という状態になり、数ヶ月後に困るパターンがとても多いんですよね。

逆に言えば、最初の準備をしておけば、1年後の負担は大きく減らせるということです。

①事業用の銀行口座をつくる|フリーランスが口座分けするべき理由

これをやっておくと、会計作業が想像以上にラクになります。

プライベートと混ざると、お金の出入りが分かりにくくなり、会計ソフトの仕訳が倍に感じるほど面倒になります。これはわたしも大変な経験したので、最初の段階でぜひ分けるべきですね。

「口座を増やすのが面倒…」と感じる人もいるかもだけど、将来的には「口座が一緒だから会計処理が面倒…」になりますよ

②経費専用クレジットカードを1枚つくる|確定申告がラクになる仕組み化

こちらも”混ざると地獄”シリーズですが、カードは1枚あると世界が変わります。

事業用のカードに経費をまとめるだけで、会計ソフトと自動連携でき、仕分けの手間がグッと減るんです。カードを事業用とプライベートで分けていないと、家計の支出と仕事の経費が混ざってしまい、仕訳のたびに「これはどっちの支払いだっけ?」と迷うケースがよくあります。

そのため、最初から事業用のカードを1枚つくっておくと、お金の流れがスッキリして管理しやすいという声が多いです。

③会計ソフトの初期設定は最優先|freee・マネーフォワードの選び方

freeeやマネーフォワードのようなクラウド会計ソフトは、もはや”フリーランスの必需品”と言っても過言ではありません。

「経理が苦手だから後でいいか…」と後回しにする人が多いのですが、むしろ最初に設定しておくと圧倒的にラクです。口座・カードが勝手に読み込まれていくので、”帳簿をつけている”感覚がなくなります。

特に、freeeは初心者向けの画面設計なので、「帳簿って意味がわからない…」という人でも安心して進められます。

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④領収書・請求書の管理ルールは早めに決める|フリーランスの書類整理術

わたしがいまでも苦手な領収書管理…。多くのフリーランスが、一番つまずくのがここじゃないかな。

領収書の紙を机のすみに置いて「そのうちまとめるか…」をやってしまうと、確定申告前にかならず後悔します。

なので、領収書は早め早めの管理が鉄則なんだけど、保管方法はシンプルでOK!

領収書・請求書の管理ルール例
  • 月ごとに分ける
  • 請求書はPDFでクラウド保存
  • 納品書も同じ場所にまとめる

大切なのは“自分が迷わないルール”にすること。
雑でもいいので、1つに集める仕組みを作るだけで混乱が消えますよ!

⑤納税用の口座を分けて”税金ショック”を防ぐ|フリーランスの資金管理術

フリーランスは、収入の中から自分で税金分を確保しておかないと、住民税や所得税の支払い時期に資金が足りず慌ててしまうケースが珍しくありません。

そのため、入金額の20〜30%を別の納税用口座に移しておく方法を取り入れる人も多く、この仕組みをつくるだけで”夏の税金ラッシュに焦らない”という声がよく聞かれます。

“税金分のお金はここに入っている”――この安心感だけで、だいぶ気持ちが軽くなります。

⑥小規模企業共済・iDeCoの優先順位|フリーランスの節税と将来の備え

開業したての頃は「節税」という言葉にちょっと敏感になりますが、すべてに手を出す必要はありません。

まずは、判断しやすい順番を知るだけで十分です。

  • 柔軟性が高いのは小規模企業共済
  • 節税効果は大きいが引き出せないのがiDeCo

まずは小規模企業共済で「貯金しながら備える」感覚をつかみ、その後でiDeCoを検討する流れが分かりやすいと思います。

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開業後のお金の流れをシンプルに整える|フリーランスのキャッシュフロー設計

細かい管理が苦手な人ほど、最初に仕組みを決めてしまえばラクになります。

お金の流れは、次の形にしておくとスッキリします。

入金 → 事業用口座 → 経費支払い →(利益)→ 納税口座 or 生活費

この流れを崩さないだけで、数字が見えるようになり、”お金の不安”がかなり小さくなります。

【まとめ】開業届とお金の準備を整えればフリーランス生活がスムーズに進む

開業届を出すこと自体は、本当にシンプルです。ただし、開業したあとに必要なお金まわりの準備は、放っておくほど後から重くのしかかります。

まとめ
  • 口座
  • カード
  • 会計ソフト
  • 領収書のルール
  • 納税用口座
  • 将来の備え

これらが整っていると、日々の作業がラクになるだけでなく、精神的な余裕も生まれます。「仕事に集中できる環境」が整うので、結果的に売上アップや時間の確保にもつながりますね。

最初の一歩としては、開業届の作成+事業用口座+会計ソフト連携
この3つさえ終われば、もう”半分以上”は進んだも同じですよ!

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。