「フリーランスって、どんな税金を払えばいいの?」
開業したばかりの人がまずつまずくのが、税金の種類が多すぎてわからない問題です。所得税・住民税・事業税…どれも耳にするけど、仕組みや違いがあいまいなまま、確定申告シーズンを迎えてしまう人も少なくありません。
でも大丈夫!この記事では、フリーランスが納める3つの主要な税金の仕組みと違いを、初心者にもわかるように整理しました。
さらに、「いつ・どうやって・いくら払うのか」まで一気に理解できます。最後には、もし不安が残る場合の相談先も紹介します!
- 確定申告を初めて行うフリーランス1年目・個人事業主の方
- 「所得税・住民税・事業税の違い」がよくわからず混乱している方
- 毎年の税金支払いスケジュールを把握したいフリーランス・副業ワーカーの方
- 税金や会計に苦手意識があり、できるだけシンプルに整理して理解したい方
フリーランスが納める税金の種類は3つ!「所得税・住民税・事業税」の基本
①所得税とは?フリーランスが最初に理解すべき「国の税金」
フリーランスにとって中心となる税金がこの「所得税」。
「売上 − 経費」で出した所得額に応じて、税率が段階的に上がる「累進課税方式」です。たとえば所得が300万円なら税率は10%、700万円なら20%…というように、稼ぎが増えるほど税金も増えます。
申告の流れはシンプルで、1月〜12月の収入を整理して、翌年3月15日までに確定申告書を提出→税額を納付。この日をすぎると延滞税が発生するので注意しましょう。
「毎年ギリギリで焦る」なんて声もよく聞きます。会計ソフトを使えば、所得税の計算も自動化できるので慌てなくてすみます。
②住民税とは?所得税との違いと支払いタイミングを解説
所得税は「国」に。住民税は「地元」に。
この2つの違いを理解しておくとスッキリします。
「住民税」は、前年の所得をもとに翌年6月ごろに課税され、市区町村から「納税通知書」が届きます。
金額は「所得割(所得に応じて)」+「均等割(定額)」の合計で、一般的に所得の約10%前後。支払いは年4回の分割が基本ですが、まとめて一括で払うことも可能です。
会社員時代は給料から天引きされていた税金なんですが、フリーランスになると「自分で払う」に変わります。最初の年はこのギャップに戸惑う人が多いですね。
③事業税とは?フリーランスが対象になる条件と注意点
あまり知られていませんが、フリーランスの中でも一定の所得(290万円超)を超えると「個人事業税」が発生します。
この税金は都道府県に納めるもので、所得の3〜5%程度が目安です。業種によって税率が異なり、デザイナー・ライター・エンジニアなどは概ね5%。
事業税は「稼いだら払う」仕組みなので、所得が少ない年や副業レベルなら発生しないケースもあります。控除や軽減制度も多いので、課税対象になったら一度確認しておくと安心です。
【比較表あり】所得税・住民税・事業税の違いをわかりやすく整理
フリーランスが納める税金の種類と概要を、表で整理しました。
| 税金の種類 | 管轄 | 対象 | 納付時期 | 支払い方法 |
|---|---|---|---|---|
| 所得税 | 国 | 所得(年間の利益) | 翌年3月15日まで | 確定申告時に納付 |
| 住民税 | 市区町村 | 前年の所得 | 6月〜翌年2月 | 納付書・口座振替 |
| 事業税 | 都道府県 | 所得が290万円超 | 8月・11月頃 | 納付書で支払い |
こうして整理すると、「国税(所得税)」と「地方税(住民税+事業税)」の2つの大きな枠に分かれているのがわかると思います。
フリーランスの税金計算方法を解説|課税所得の求め方と控除の基本
売上から経費・控除を引いて課税所得を出す計算式
基本式はこのひとつだけです。
売上 − 経費 − 各種控除 = 課税所得
控除には、基礎控除・青色申告特別控除・社会保険料控除など、節税につながる項目がたくさんあります。この「控除」を正しく理解しておくと、所得税・住民税・事業税すべてが軽減されるケースもあります。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、freeeやマネーフォワードの会計ソフトを使えば自動で計算してくれます。クレカや銀行口座を連携しておけば、経費登録の手間もグッと減りますよ。
会計ソフト(freee・マネーフォワード)で税金計算を自動化
フリーランスに人気のfreeeやマネーフォワードは、確定申告に必要な所得税・住民税・事業税の概算額を自動表示してくれる優れもの。
クレジットカードや銀行口座を連携すれば、取引明細を自動仕訳してくれます。
「経費に入れ忘れた…」というミスも防げます。さらに、レポート機能で所得推移や税金予測も確認できるため、納税資金を計画的に準備できます。
確定申告直前に慌てるより、毎月自動で整えておくほうが精神的にもラクですね。
フリーランスの税金支払いスケジュール
個人事業主が支払う税金の年間スケジュールは以下のとおりです。
| 月 | 主な税金イベント |
|---|---|
| 1〜3月 | 確定申告・所得税納付 |
| 6月 | 住民税の通知・納付開始 |
| 8月・11月 | 事業税の納付 |
| 通年 | 消費税(対象者のみ)や予定納税の確認 |
この表の通り、税金の支払いは年に数回タイミングがバラバラなんです。特に、住民税と事業税は「前年の所得」に対して後から請求されるため、資金繰りを考えるときは「今年の売上」だけでなく翌年に来る税金も見越しておくことが重要です。
「夏は税金の支払いが重なって資金がカツカツ…」という話、よく耳にするので、そんなときに安心なのが、納税専用の口座を分けておくことが大事!
実際、わたしもこの時期は「どう残すか・どこまで使うか」を意識して資金管理をしていますので、あらかじめ税金分をプールしておけば、急な支払いにも慌てずに済みますね。
確定申告が不安なら税理士に相談!プロに頼むメリットと判断基準
税金の仕組みは、慣れてしまえばそこまで難しくありません。しかし、「控除をどこまで入れていいかわからない」「事業税がかかるか判断できない」といったグレーゾーンで悩む人は多いです。
そんなときは、迷わず税理士に相談するのが一番の近道です。初回相談が無料のところもあり、確定申告代行だけでなく節税アドバイスまでしてもらえます。特に、会計ソフト+税理士のハイブリッド活用は、フリーランス界隈でも定番スタイルじゃないかと思います。
フリーランスの中には「最初の年だけ税理士に頼んで、翌年から自分でやる」という人もいるようなので、まずは“失敗しない確定申告”を優先するのが安心ですね!
【まとめ】フリーランスが知っておくべき税金の種類と正しい向き合い方
税金の話はややこしいので、ここまでの話を最後まとめます。
- フリーランスが納めるのは主に所得税・住民税・事業税の3つ
- それぞれの違いは「国・自治体・都道府県」に納めるかどうか
- 会計ソフトで自動化すれば、ミスや漏れも減る
- 不安な部分は税理士に相談して早めに解決
税金は「知っていれば怖くない」分野です。最初の一歩さえ踏み出せば、翌年からはグッとラクになります。
freee・マネーフォワードなどの会計ソフトや専門家の力もうまく活用して、安心して確定申告を乗り切りましょう!
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確定申告の際には必ず国税庁のHP等で最新情報をチェックするか、不明な点があれば税理士さんに相談するようお願いします。
