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【手書きは非推奨】フリーランスが青色申告決算書を会計ソフトで30分で作成する最短手順

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「青色申告決算書って、どこに何を書けばいいの?」
確定申告の時期になると、そんな声をよく耳にします。

特に、初年度や2年目のフリーランスにとっては、見慣れない数字や項目に”ちょっとした恐怖感”すらありますよね。

でも実は、決算書って会計ソフトを使えば30分もかからずに作成できるんです。手書きやExcelで苦労していた頃の作業量を思い出すと、まるで”魔法みたい”に感じるはずです。

ということで今回は、青色申告決算書の基本から、会計ソフトで一気に仕上げる最短手順まで、やさしく解説します。

この記事を読んでほしい方
  • 初めての青色申告で「青色申告決算書の書き方がわからない」フリーランス・個人事業主の方
  • 手書きやExcelで作業していて、時間もミスも多く毎年ストレスを感じている方
  • freeeやマネーフォワードなど、会計ソフトの導入を迷っている方
  • 会計知識がなくても「正確に・効率よく」確定申告を終わらせたい方

青色申告決算書とは?初心者でもわかる作り方の基本

白色申告との違いと65万円控除の仕組みを理解しよう

青色申告決算書とは、個人事業主が1年間の売上や経費をまとめるための正式な書類のこと。

白色申告が「ざっくり計算」で済むのに対し、青色は「きっちり帳簿+提出書類」が求められます。ただ、そのぶん最大65万円の控除が受けられるという大きなメリットがあります。

「手間は増えるけど、結果的に節税につながる」――そんな”ひと手間の投資”だと考えると、気持ちが少しラクになります。

青色申告決算書の対象となる個人事業主とは?

青色申告決算書の対象は、開業届を提出し「青色申告承認申請書」を税務署に出した個人事業主です。

つまり「青色で申告します」と事前に届けている人だけが対象ということ。フリーランスデザイナー・ライター・動画編集者など、個人で仕事をしている人の多くがこれに該当すると思います。

青色申告決算書の提出期限と提出方法(e-Tax対応)

決算書の提出期限は翌年の3月15日です。
提出方法は、紙での郵送・持参、またはe-Taxの電子申告が選べます。

最近は、会計ソフトとe-Taxを連携させる人が増えていて、提出もワンクリックで完了できるくらい申告のハードルが下がってきているんです。

手書きやExcelでの青色申告決算書作成は非推奨な理由

手書きは時間がかかる!ミス修正のリスクも高い

青色申告決算書を手書きで作成すると、項目数の多さにまず心が折れるんじゃないかと思います…

売上・仕入・経費・減価償却費…と、書き写しや転記の手間が多く、単純ミス1つでやり直しなんてことも。

「電卓叩いてたら桁を間違えた」なんて話も、よくある”確定申告あるある”です。

Excel管理の限界|整合性チェックや税務署対応の負担

数字が合わないとき、どこでズレたのかを探すのも一苦労ですね。手書きだと、修正のたびに帳簿全体を見直す必要があります。

提出後に税務署から指摘が入るケースもあり、「ミスがあるかも…」とドキドキしながら過ごす人も少なくありません。

過去データを活かせない手書き・Excelの非効率性

手書きでは前年データの再利用ができず、毎年”ゼロからの再構築”となります。けっこうストレスなんですよね…これが。

一方、会計ソフトなら前年の仕訳や固定資産データが自動で引き継がれるので、翌年の負担がグッと減るんです。このメリットはめちゃくちゃ大きいです。

・・・

ただ、Excel管理や手作業もすべてがダメというわけではなく、わたしは普段、スプレッドシートに年間の経費や売上などを記載しておき、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトに登録するフローをとっています。

これなら、毎月のお金の動きがひと目でわかるだけでなく、会計ソフトへ登録する際の入力ミスもぐっと減ります。数字の整合チェックもしやすくなって、「あれ、合ってる?」と悩む時間がかなり減るのでおすすめです。

会計ソフトで青色申告決算書を30分で作成する方法

ここからは、実際にfreeeやマネーフォワードを使って、青色申告決算書を作る流れを見ていきましょう。

STEP1:会計ソフトに登録して口座・クレカを自動連携

まずは、どちらかの会計ソフトに登録します。

登録後、銀行口座やクレジットカードを連携しておくと、取引データが自動で読み込まれます。これを設定しておくだけで、仕訳入力の手間が激減します。

「これを最初にやっておけば、入力作業の8割が終わる」と言っても過言じゃありません。

STEP2:取引を自動仕訳して勘定科目を自動分類

登録後は、読み込まれた取引データを確認するだけ。ソフトが自動で「勘定科目」を判定してくれるので、初心者でも迷いません。

「ランチ代=会議費」「Adobe=ソフトウェア使用料」といったルールを覚えていくうちに、会計感覚も自然と身につきます。

STEP3:自動集計で青色申告決算書・損益計算書を作成

取引を登録し終えたら、ソフトが自動で決算書を生成します。

ややこしい損益計算書や貸借対照表も、クリックひとつで完成!数字がリンクしているので、ミスも起きにくく、”転記ミスゼロ”の安心感があります。

STEP4:e-Tax連携で提出までスムーズに完了

最後は、e-Taxと連携して送信。freeeやマネーフォワードなら、マイナンバーカードを読み取ってワンクリックで提出できます。

郵送よりも早く、控えも自動保存されるので、控除証明などの紛失リスクもありません!

freeeとマネーフォワードの比較|青色申告決算書を作るならどっち?

freeeとマネーフォワードの違いを以下にまとめました。

比較項目 freee マネーフォワード
特徴 画面がシンプルで初心者向け 機能が豊富で細かく管理できる
自動仕訳
サポート チャット・ヘルプ充実 FAQ・電話サポートあり
料金目安 年額13,000円前後〜 年額12,000円前後〜

初心者にやさしいUIで選ぶならfreee(フリー)

freeeは「はじめての人でも迷わないUI」が強みです。画面もフラットで、まるでスマホアプリ感覚で操作できちゃいます。

入力ガイドがついているので、会計の知識がゼロでも進めやすい構成です。

収支レポート・管理機能重視ならマネーフォワード

一方、マネーフォワードは分析機能が充実している印象です。
毎月の収支や経費推移をグラフで確認できるため、事業の見直しツールとしても使えます。

freeeかマネーフォワードか?――どっちが正解というよりも、会計ソフトは“自分が気持ちよく使えるか”で選ぶのがポイントです。

また、freeeとマネーフォワードの違いについては、以下のページでも詳しく解説していますので、合わせてチェックしてくださいね。

会計ソフト比較|freeeとマネーフォワードの違いをフリーランス目線で徹底解説!確定申告に強い会計ソフトを探すなら必見。freeeとマネーフォワードの違いを比較表で整理しました。初心者向けの使いやすさや料金、連携機能までやさしく紹介します!...

青色申告決算書で初心者がつまずくポイントと対処法

経費の分類があやふやなときはテンプレ仕訳を活用

経費は”正しく分類”しないと、控除や集計がズレます。

会計ソフトにはテンプレート仕訳が用意されているので、「あ、これってこの科目か」と理解しながら登録できるので活用していきましょう!

売上が反映されないときは日付と科目を確認

これは単に、請求書の日付や口座入金日がズレているだけ、なんてことも。
取引日をそろえるだけで解決するケースが多いのでチェックしてみましょう。

控除が反映されない場合は申告設定を再確認

ソフト初期設定で「白色」のまま進めている人も意外と多いです。
申告設定で”青色申告承認済み”を選んでおきましょう。

まとめ|青色申告決算書は「手書き」より「自動化」でラクに正確!

青色申告決算書は、”数字の壁”さえ越えれば怖くありません。

手書きやExcelでは、毎年同じ苦労を繰り返すことになりますが、会計ソフトを導入すれば、一度仕組みを整えるだけで翌年以降は数クリックで完了します。

「時間をかけるより、時間を生み出す方へ」これが、フリーランスにとっての一番の”投資”かもしれませんね!

まずは無料で触ってみて、「自分に合う方」を試してみましょう!

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確定申告の際には必ず国税庁のHP等で最新情報をチェックするか、不明な点があれば税理士さんに相談するようお願いします。

ABOUT ME
TOMORRO
フリーランスのWEBデザイナー/ディレクター歴15年。これまでに400件以上のWEBサイトやランディングページ制作などを手がけてきました。 「どう働くか」「どう続けるか」「こんな時どうすれば…」に向き合ってきた経験から、フリーランスならではの不安や仕事観について等身大の言葉で発信しています。