「在宅で自由に働けるって聞いてたのに、なんか毎日バタバタ…」
「納期が押して、夜中まで作業…でも振込予定日は未定…?」
そんな”じわじわくるトラブル”、実は未経験フリーランスあるあるです。最初はやる気に満ちていても、気づけばトラブルに巻き込まれたような感覚で、ジワッと不安に飲まれていく。
でも、それは「自分がダメだから」じゃありません。会社と違って、守ってくれる仕組みがないフリーランスだからこそ、”守り方”を知ることが大事なんです。
この記事では、未経験者の方がつまずきやすい5つのトラブルと、今日からできる具体的な対処法をまとめました。「なんか最近うまくいかないかも…」と思っているなら、少し立ち止まって、読んでみてください!
- フリーランスとして独立したばかりで、右も左もわからない人
- クライアントとのやりとりに不安を感じている未経験デザイナー
- 「なんかトラブル多い…」と感じている駆け出しフリーランス
- 今後フリーランスを目指す予定で、失敗を事前に避けたい人
未経験フリーランスがやりがちな”トラブルあるある”5選と対処法
- “口約束”で進めてしまい、後からトラブルに発展
- “安請け合い”の落とし穴。「全部やります!」は危険信号
- お金の話を”あいまい”にしてしまう
- クライアントの意見に”振り回されて”疲弊
- “作業範囲が曖昧”で「それもやってくれるんですよね?」地獄
①”口約束”で進めてしまい、後からトラブルに発展
フリーランスあるあるですが、最初は感じのいいクライアントほど要注意なケースもあります。案件のスタート時に、「急ぎなので、今回は口頭だけで進めましょう!」なんて言われると、「信頼してくれてるのかな?」とつい乗っかりたくなるんですよね。
でも、いざ納品が終わったあとに…
「え?この修正も対応してもらえると思ってたんですけど?」
「あれ?この金額でお願いしたつもりじゃなかったですか?」
のような“言った・言ってないのズレ”が起こりはじめたら、もう泥沼一直線です…。
気まずさとモヤモヤがじわじわ広がって、「どうして最初に確認しなかったんだろ…」と後悔する羽目になりますよね。
【対処法】最低限の合意は”見える化”しよう!
やはり「契約書」が必須です。
「契約書とか難しそう…」と思ってる人も、テンプレを使えばサクッと用意できちゃうので安心ですよ。
あまりにも急な案件すぎて、すぐに契約書がむすべないときなどは、とりあえずチャットやメールでもOKです。
「これこれこういう内容で、〇円、納期は〇日です」とデータで残しておくようにしましょう。後でモメたときの保険になりますので。
②”安請け合い”の落とし穴。「全部やります!」は危険信号
未経験フリーランスがつい陥りがちなのが、「何でもやります!任せてください!」という勢いのある受け答え。
最初はとにかく実績がほしいし、断るなんてもったいない気がするんですよね。
でも、その”やる気MAXモード”が原因で、気づけば案件を3つも4つも同時進行。「あれ?回らない…」と焦って、クオリティは下がり、納期はギリギリ、そして信頼もダウン。これ、あるあるすぎる悲劇です。
【対処法】時間と内容のバランスを見て「一度考えるクセ」をつけよう!
案件を受けるときは、いきなり「OK!」と返すのではなく、「これって何時間くらいかかるだろう?」とざっくりでもイメージしてみましょう。
たとえばバナー1枚でも、構成案、ラフ、修正…全部入れると意外と4〜5時間とか平気でかかりますよね。それが複数件重なると、睡眠と納期どっちを削る?という地獄ルートです。
最初のうちは特に、“スケジュールに余白を持たせる”ことが成功の鍵。「今回は見送ろう」くらいのマインドを持っていても、次のチャンスは必ず来ます。
③お金の話を”あいまい”にしてしまう
フリーランスになりたての頃って、お金の話がやたらハードル高く感じませんか?「見積出してもいいのかな…」「タイミング早すぎたら失礼かな…」みたいに、変に気を使ってしまうんですよね。
でもそのまま進めちゃうと、こんなパターンにハマりがち。
- 見積もりを出しそびれて、料金の認識ズレが起きる
- 振込日が不明なままで、ずっと待ちぼうけ…
- 「請求書、今さら出していいですか?」と聞けずにフェードアウト
こうなると、相手は悪気なくても”確認しなかったあなたの責任”扱いになってしまうことも…。
【対処法】お金の話は”最初に堂々と”がプロっぽさにつながる!
意外かもしれませんが、「見積書や請求について事前に説明する人」は、クライアントからすると”仕事ができる人”に見られやすいです。
たとえば、案件が決まりそうなタイミングで、「ご依頼内容の確認とあわせて、見
積書とご請求の流れについてもご説明させていただきますね。」と軽く添えるだけでも、きちんと感がグッと上がります。
フリーランスは、制作だけでなく”お金のやりとりまで自分の仕事”。そのぶん、先に段取りを明確にしておくことで、後からのトラブルも減りますね。
④クライアントの意見に”振り回されて”疲弊
駆け出しの頃ほど、自信がなくて相手の指示をそのまま受け入れがちです。
「言われた通りに全部対応したのに、なんで満足してくれないの…?」って、モヤモヤするやつです。わたしもそうだったので、その気持ちはよくわかります。
でも、これって実はありがちな”罠”。相手はあなたに「作業してほしい」のではなく、「相談した上でベストな案を出してほしい」と思っているんですよね。
つまり、”なんでも言う通りに動く=信頼される”とは限らないということ。むしろ、提案がないと「ただの作業代行」と見なされてしまうケースも…。
【対処法】「聞く」だけじゃなく「導く」ことで一目置かれる!
本当に大切なのは、”聞く力”と”提案力”の両立です。たとえば、「こういう意図なら、こういった方向も考えられますね」とサラッと伝えるだけで、クライアントの反応が変わることがあります。
最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、自分の意見を言うことって、”プロとして対等に向き合ってます”というサインでもあるんです。
遠慮しすぎずに、あなたの視点をぜひ添えてみてください。その一言が、信頼と次の仕事につながることもありますよ!

⑤”作業範囲が曖昧”で「それもやってくれるんですよね?」地獄
未経験フリーランスにありがちなのが、追加作業のお願いがしれっと入ってくるパターン…。たとえば「ついでにバナーも1枚お願いできますか?」なんて軽く言われると、断りづらいし「まあいいか…」って引き受けちゃう人も多んじゃないかな?
でもそれ、地味に積み重なっていくと…気づけば”サービスてんこ盛り状態”。しかも、追加料金の話は一切できてない。。。
「これ請求していいのかな…」と悩むころにはすでに対応済み。あとの祭りです。
【対処法】やることリストを先に見せて”線引き”しておこう!
これは慣れも必要かもだけど、最初にやることを”見える化”しておけば、ある程度は防ぐことは可能です。
たとえば、初回のやりとりで👇こんなふうに書くだけでOK。
- 含まれる内容:トップページ+下層2ページのデザイン、レスポンシブ対応
- 含まれない内容:バナー制作、SNS画像、ライティング代行 など
「これもお願いできませんか?」と言われたら、「ありがとうございます!こちらは別途お見積もりで対応可能です」と、丁寧に”やります/やりません”の区切りを伝えるクセをつけましょう。
線引きはトゲじゃなく、信頼のためのガイドライン。”丁寧な断り”ができる人こそ、「この人は安心して任せられる」と思われるんです。


【まとめ】トラブルは”避ける力”より”備える力”で乗り越えよう!
フリーランスの世界では、トラブルは”あるもの”として受け入れたほうがラクです。でも、その多くは「未然に防げる」ものでもあります。
- 曖昧なまま進めない
- 遠慮せず言うべきことは伝える
- 自分の作業範囲を明確にする
このあたりを少し意識するだけで、心の消耗をぐっと減らせるんですよね。
一度でも失敗したら、次から必ず対策できる。だから失敗は悪じゃないですよ!
ちょっとした”準備のクセ”をつけて、安心してフリーランスライフを楽しみましょう。