「高単価案件を狙うべき? それとも単価が低くても数を回した方がいい?」
フリーランスWebデザイナーとして少し軌道に乗り始めた頃、多くの人がこの選択にぶつかるんじゃないでしょうか?SNSでは「高単価が正義」「低単価は疲弊するだけ」なんて声もあるかと思いますが、でも、現実はそんなに単純じゃないんですよね。
わたし自身、制作会社の大型案件に半年単位でガッツリ入ったこともあれば、1ヶ月でLPや小規模サイトを複数回すようなスピード重視の働き方も経験してきました。だからこそ、それぞれのメリット・デメリットを肌で感じてきました。
この記事では、フリーランス目線で“本当に自分に合う選び方”を、体験ベースで深掘りしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
- 高単価案件と低単価量産型、どちらを選ぶべきか迷っているフリーランスWebデザイナー
- 案件ごとの単価や働き方に悩み、自分に合うスタイルを模索している方
- これから長くフリーランスとして活動していくための判断軸を持ちたい方
- AIやノーコード時代における効率化・仕組み化のヒントを探している方
「どちらか」ではなく「どちらも知る」が近道
わたしの考えとしては、「高単価」も「低単価×量産」も、まずは両方やってみて、自分に合うスタイルを見つけるのがベストだと思っています。
たとえば、高単価案件は大手代理店や制作会社経由で入ることが多く、拘束時間やプレッシャーは大きい。でも、そのぶんスキルはしっかり身につきます。一方で、低単価案件は数をこなせば売上が安定しやすく、効率よく回せば意外と悪くないんですよね。
結局のところ、どっちが合うかは「集中力・交渉力・処理スピード」など自分の特性次第。まずは実践から、自分の“勝ちパターン”を探してみましょう!
高単価と低単価、それぞれのリアルと選び方のコツ
- 高単価案件=安泰じゃない?見落としがちな視点
- 単価が低くても数をこなせば売上は作れる
- 「5年後どうなっていたいか?」が選ぶ基準
高単価案件=安泰じゃない?見落としがちな視点
高単価案件と聞くと「ラクして稼げそう」と思うかもしれませんが、実際はその逆。。。報酬が高い分、求められるクオリティもスケジュール管理も、シビアなケースがほとんどです。
とくに、代理店や制作会社経由のクライアント案件は、進行も工程もガチガチに決まっていて、裁量の自由度はかなり低め。
そして、見落としがちなのが、「その報酬、本当に作業量に見合ってる?」という視点です。わたしも半年かけて60万円のWEB制作案件にコミットしたことがありますが、時給換算すると・・・なんてこともザラにありました。
高単価=好条件とは限りません。スケジュールが過密だったり、修正対応が多かったり、意外と“割に合わない案件”も多いです。最初のうちは見極めが難しいかもしれませんが、この辺は経験で慣れていくのがいちばんかなと。
ただその分、デザインの細部やUI設計、アニメーションなど、プロとしてのスキルは確実に鍛えられます。「技術を磨きたい!」「デザイナーとして成長したい!」「大規模案件を経験したい!」という人には、大きなステップアップになるはずです。
単価が低くても数をこなせば売上は作れる
逆に、「単価が低い=稼げない」と思われがちですが、実はそうでもありません。
テンプレートやノーコードツールを使って作業を効率化すれば、1件あたりの制作時間をグッと短縮できるようになりました。たとえば、5万円のLPを3日で仕上げられれば、月に4本で20万円。数字だけ見れば意外と現実的ですね。
2025年現在、テンプレート+ChatGPTなどのAI+WordPressの有料テーマを組み合わせれば、「月15〜20万円くらいは安定して稼げる」なんて声もちらほら聞きます。実際にそこまでいくかは人それぞれですが、効率よく案件を回せば、その近くまでは十分狙えると感じています。
ただ、このスタイルは“数をこなす体力”が必要だし、デザイナーとしてのスキルアップの幅は限られがち。稼ぐための“仕組み化”と割り切って取り組むのがポイントです。効率重視の人には、ハマれば最強の選択肢かも。
「5年後どうなっていたいか?」が選ぶ基準
案件選びで迷ったときは、「5年後、自分がどうなっていたいか?」を想像してみるのがいちばん確実です。
たとえば、「単価20万円以上のブランディング案件をじっくり手がけたい」のか、「外注メンバーをまとめて自分はディレクションに専念したい」のか。あるいは、「AIや仕組みを活用して、もっと自由な時間を持ちたい」のか。
この“未来の姿”によって、今やるべき仕事の選び方って、意外と絞れてくるんですよね。
目標が見えてくると、必要なスキルや案件の方向性も自然に定まります。スキル重視か、効率重視か――未来から逆算する視点、ぜひ持っておきたいですね。
【まとめ】正解探しより、“自分の軸”を育てよう
“高単価と”低単価×量産”のどっちが優れてるって話ではなく、大事なのは自分のスタイルに合うかどうか?、そして、自分の将来に役に立つかどうか?
でも、これって、頭で考えるより実際にやってみないとわからないものです。なので、まずは小さくでも両方経験して、「あ、これなら続けられそう」「これはしんどいかも…」と肌で感じてみてください。
スキルを磨きたいなら高単価に挑戦してもいいし、AIやテンプレで効率よく売上を作るのもアリ。
正解を探すより、自分なりの“勝ちパターン”を育てていきましょう!その積み重ねが、あなたの軸になっていきます。